刀×審神者短編集
ホワイトデー(薬研×来葉)※ばれんたいんぱにっくの続きですが読んでなくても多分読めます。
『大将、はっぴーほわいとでー』
三月十四日、薬研は審神者の執務室に訪ねてきた。手には可愛らしい紙袋を提げていた
『えっ。』
書類をしたためていた手を一度止めて、来葉は薬研の方を振り返る
『先月のバレンタインのお返し。まぁ、バレンタインの時でも充分に大将を可愛がれたが、やっぱりちゃんとお返しはしなきゃと思ってな』
少し頬を染めながら来葉に紙袋を渡す。巷で人気の洋菓子店の焼き菓子である
『わっ、あ、ありがとう薬研!うれしい』
笑顔を浮かべてその紙袋を受け取る来葉に薬研もはにかんだ笑顔を浮かべる。
『私もあるの。あの時は私の不注意で薬研にも大変な思いさせちゃったし』
『いや、あれぐらいどうってことは……』
大将可愛かったし、とは言わなかったが顔に出ていたかもしれない
来葉が渡してきたのはお菓子とセットになっていたステーショナリーセットだった
『…筆記用具?いいのかこんなに貰っちまって』
『もちろんだよ!薬研は勤勉だから、筆記用具がいいかなって。よかったら使ってね』
確かにそろそろ愛用しているペンも変え時かと思っていた。いつ気付いたのかと思ったが、近侍として一緒に執務も手伝っていた時にそんな話をした記憶がある
『ありがとうな、大将。ありがたく使わせてもらうぜ』
『えへへ、気に入ってもらえたみたいでよかったよ。薬研がくれたお菓子も一緒に食べようよ!丁度休憩しようと思ってたところだから』
そう言って桜の審神者は微笑んだ
『…なら、すぐに茶の準備をするよ』
『今日は私がやるよ。薬研が修行から帰って来た労いも兼ねてさ』
そんな可愛らしい彼女に、ならお言葉に甘えようかな、と素直に思った
『大将、はっぴーほわいとでー』
三月十四日、薬研は審神者の執務室に訪ねてきた。手には可愛らしい紙袋を提げていた
『えっ。』
書類をしたためていた手を一度止めて、来葉は薬研の方を振り返る
『先月のバレンタインのお返し。まぁ、バレンタインの時でも充分に大将を可愛がれたが、やっぱりちゃんとお返しはしなきゃと思ってな』
少し頬を染めながら来葉に紙袋を渡す。巷で人気の洋菓子店の焼き菓子である
『わっ、あ、ありがとう薬研!うれしい』
笑顔を浮かべてその紙袋を受け取る来葉に薬研もはにかんだ笑顔を浮かべる。
『私もあるの。あの時は私の不注意で薬研にも大変な思いさせちゃったし』
『いや、あれぐらいどうってことは……』
大将可愛かったし、とは言わなかったが顔に出ていたかもしれない
来葉が渡してきたのはお菓子とセットになっていたステーショナリーセットだった
『…筆記用具?いいのかこんなに貰っちまって』
『もちろんだよ!薬研は勤勉だから、筆記用具がいいかなって。よかったら使ってね』
確かにそろそろ愛用しているペンも変え時かと思っていた。いつ気付いたのかと思ったが、近侍として一緒に執務も手伝っていた時にそんな話をした記憶がある
『ありがとうな、大将。ありがたく使わせてもらうぜ』
『えへへ、気に入ってもらえたみたいでよかったよ。薬研がくれたお菓子も一緒に食べようよ!丁度休憩しようと思ってたところだから』
そう言って桜の審神者は微笑んだ
『…なら、すぐに茶の準備をするよ』
『今日は私がやるよ。薬研が修行から帰って来た労いも兼ねてさ』
そんな可愛らしい彼女に、ならお言葉に甘えようかな、と素直に思った