つぶやき

太陽抱きしめて

2018/07/06 01:38
こんばんは!
だいぶご無沙汰の日記になってしまいました。
スキを送ってくださった方ありがとうございます!
すごく嬉しいです!

今日はSD版ワンライ企画お題『どきどきしてる』参加作品をアップしました。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。

いやー、しかし暑いですね。
みなさまいかがお過ごしですか?
わたしは暑いのが苦手すぎるので、もはや溶けそうです……。
今からこんなで、今年の夏を乗り切れるのかすこぶる不安……うう……。

そういえば、あっつい時に書いた神さんのSSがありました。
ツイッターにはのせたんですが、こちらにも。
短いので書庫にうつすかは悩み中です。
今回はこんなところまで見てくださっている方にお届け。
いつかこっそり履歴に残さずSSにうつすかも。
少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです。

次はスキお礼文を夏仕様に変更できたらいいなと思います。
あ、その前に神長編の番外編かな?
七夕のがあったはず……。
次回更新の際にはまた日記をちゃんと書きたいです。
ではでは。



――――――――――――――――



「うあっちぃ~」

真夏。肌に纏わりつくような、水分の多い不快な暑さ。
まるで体のまわりを見えないラップで包まれてるみたいだ。
暑い。限界。無理。
こんな時に授業なんて受けてらっれかと怨嗟を込めて机にへばりつけば、隣りに座っている彼氏の宗一郎が、きょとんとした表情でわたしを見た。
くそ。なんでこいつはこんな涼しげなんだ。
その距離50cmも離れてないだろうに、宗一郎のまわりだけ過ごしやすい秋なのかと疑いたくなるほどに、彼はさらりとしている。

「だいじょうぶ? 水分ちゃんと取った?」

教壇で熱弁を振るう教師の目を気にしながらも、宗一郎が心配そうにこそこそと囁く。
汗ひとつ滲んでいないその綺麗な顔が、いまは少しだけ恨めしかった。

「だめ。しぬ。溶ける。さよなら」
「さよならって……」

宗一郎が困ったように眉尻を下げて、机の下でわたしの手を掴んできた。
その手の温度が予想外で、わたしは驚いて体を起こす。

「あれ? 宗一郎の手、わたしより熱い……」
「基本的に男のほうが体温高いからね」
「そうなんだ……」
「そ。だからさ、そんな刺すような目でみないでよ。これでも俺も暑いの我慢してるんだよ」

わかった? なんて悪戯っぽく笑いながら、宗一郎が掴んでいたわたしの手を離した。
そうか、宗一郎も暑かったのか。
それなら、わたしもがんばれるかもしれない。
この暑さを、君と耐えるのなら。

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