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夢小説設定
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「あはは。宗くん、そんなのなにを今更だよ。わたし、宗くんがスリーポイントシュート打つの見るの好き。すごく綺麗で見とれちゃうんだぁ。だからやっていこう? ね?」
「……伊織ってさ。どうすれば俺を操れるのかちゃんと心得てるよね」
宗一郎は観念したように息を吐き出した。
愛しい彼女にそんな風に言われたら、やらないわけにはいかなくなってしまう。
当の伊織は宗一郎の言葉の意味をわかってるのかわかっていないのかにこにこと楽しそうに微笑んでいた。
「…………」
宗一郎の心に小さな悪戯心が芽生えた。
「伊織」
「ん? ――っ!」
振り向きざま、伊織の唇を奪う。
驚いたように体を揺らして、小さく吐息を漏らす伊織がかわいくてしょうがない。
胸にわき起こってくる新たな衝動を押し殺して宗一郎は唇を離すと、にやりと片頬を持ち上げる。
「充電」
「ちょ、もう、宗くん! ……ここ、外なのに……」
恥ずかしそうに伊織が顔を俯かせて言う。
伏せられた睫毛の影が薄く染まった頬に落ちていてとても綺麗だ。
「伊織、好きだよ」
感情のままにそう言うと、伊織の頬がいっそう赤く染まった。
その反応がたまらなく嬉しくて、宗一郎はさらに重ねて言う。
「好き。大好き。愛してるよ、伊織」
「~~~~! わ、わかりました! わかったからもうやめて! 溶けるっ!」
顔を押さえてうずくまった伊織の耳元に口を寄せて、宗一郎はわざと吐息がかかるように囁く。
「伊織は? 言ってくれないの?」
「……す、好き」
両手で顔を覆ってうずくまったまま、伊織がくぐもった声で答える。
その様子もすごくかわいいけれど。
思って宗一郎は唇を悪戯に持ちあげる。
(まだ許してあげない)
「それだけ? 俺を見て言って、伊織」
伊織がゆっくりと顔をあげる。
顔は真っ赤に染まって、羞恥のためか瞳が少し潤んでいた。
そんな伊織に上目遣いで見つめられて、宗一郎の心臓がどくんと大きく拍動して、勢いよく血液を全身に送り出した。
心臓が狂ったように暴れだす。
目の前の伊織の唇がためらうように小さく震えている。
「す……、んっ」
伊織がやっと押し出した声を、宗一郎は自身の唇で塞いで奪った。
逃げようとする頭を手で押さえて、深く伊織に口付ける。
「ん、そ、くん……!」
吐息まじりに囁かれる自分の名に、理性が飛びそうになる。
「伊織……」
夢中で伊織の唇に吸い付いていると、とんと肩を軽く叩かれた。
唇を離すと、伊織が顔を真っ赤にして肩を大きく上下させ、あえぐような呼吸を繰り返した。
「ごめん。苦しかった?」
胸を手で押さえながら伊織がこくこくとなんども頷く。
「……伊織ってさ。どうすれば俺を操れるのかちゃんと心得てるよね」
宗一郎は観念したように息を吐き出した。
愛しい彼女にそんな風に言われたら、やらないわけにはいかなくなってしまう。
当の伊織は宗一郎の言葉の意味をわかってるのかわかっていないのかにこにこと楽しそうに微笑んでいた。
「…………」
宗一郎の心に小さな悪戯心が芽生えた。
「伊織」
「ん? ――っ!」
振り向きざま、伊織の唇を奪う。
驚いたように体を揺らして、小さく吐息を漏らす伊織がかわいくてしょうがない。
胸にわき起こってくる新たな衝動を押し殺して宗一郎は唇を離すと、にやりと片頬を持ち上げる。
「充電」
「ちょ、もう、宗くん! ……ここ、外なのに……」
恥ずかしそうに伊織が顔を俯かせて言う。
伏せられた睫毛の影が薄く染まった頬に落ちていてとても綺麗だ。
「伊織、好きだよ」
感情のままにそう言うと、伊織の頬がいっそう赤く染まった。
その反応がたまらなく嬉しくて、宗一郎はさらに重ねて言う。
「好き。大好き。愛してるよ、伊織」
「~~~~! わ、わかりました! わかったからもうやめて! 溶けるっ!」
顔を押さえてうずくまった伊織の耳元に口を寄せて、宗一郎はわざと吐息がかかるように囁く。
「伊織は? 言ってくれないの?」
「……す、好き」
両手で顔を覆ってうずくまったまま、伊織がくぐもった声で答える。
その様子もすごくかわいいけれど。
思って宗一郎は唇を悪戯に持ちあげる。
(まだ許してあげない)
「それだけ? 俺を見て言って、伊織」
伊織がゆっくりと顔をあげる。
顔は真っ赤に染まって、羞恥のためか瞳が少し潤んでいた。
そんな伊織に上目遣いで見つめられて、宗一郎の心臓がどくんと大きく拍動して、勢いよく血液を全身に送り出した。
心臓が狂ったように暴れだす。
目の前の伊織の唇がためらうように小さく震えている。
「す……、んっ」
伊織がやっと押し出した声を、宗一郎は自身の唇で塞いで奪った。
逃げようとする頭を手で押さえて、深く伊織に口付ける。
「ん、そ、くん……!」
吐息まじりに囁かれる自分の名に、理性が飛びそうになる。
「伊織……」
夢中で伊織の唇に吸い付いていると、とんと肩を軽く叩かれた。
唇を離すと、伊織が顔を真っ赤にして肩を大きく上下させ、あえぐような呼吸を繰り返した。
「ごめん。苦しかった?」
胸を手で押さえながら伊織がこくこくとなんども頷く。