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「そ、宗先輩って、優しそうに見えてやっぱりけっこう強引ですよね」
「そうかな」
宗一郎が穏やかに笑って言う。
「でもさ、それは伊織ちゃんがいけないんだよ」
「わ、わたし!?」
伊織は驚いて声をあげた。
なんだかそれってとっても言いがかりのような気がする。
文句を言おうと口を開きかけたところで、言葉を奪われた。
「んっ」
再びふさがれる伊織の唇。
宗一郎はゆっくり唇を離すと、伊織を愛しそうに見つめて言う。
「伊織ちゃんがかわいすぎるから」
「な……っ、んん……」
伊織が何か言う前に、宗一郎はまた伊織の唇を塞ぐ。
再び何度も降り注ぐ宗一郎のキス。
「そ……せん……ぱいっ!」
間断なく降り注ぐキスの合間に、伊織は必死に宗一郎の名前を呼んだ。
「宗一郎」
宗一郎はそう言うと、伊織の唇を甘噛みする。
「ふあっ」
「宗一郎って呼んで、伊織」
低く掠れた声で名前を呼び捨てにされて、伊織の全身に痺れが走る。
心臓がばくばくと暴れだす。
再び宗一郎の色っぽく掠れた声が、耳元で囁く。
「呼ばないと、キス、やめないよ?」
言って再び近づく宗一郎の顔。
唇が触れる寸前、伊織は名前を呼んだ。
「そ、そ……いち、ろ……」
「もっとちゃんと」
「そ、宗一郎」
顔をいちごみたいに真っ赤にして伊織は恥ずかしそう言った。
宗一郎はそれに満足そうにふわりと微笑む。
「よくできました」
宗一郎の大きな手に優しく頭を撫でられながらそう言われ、伊織はほっと息を吐く。
「伊織。俺もね、まりあと決着着いたんだ」
「!」
「だから、これでちゃんと付き合えるね」
「宗先輩……!」
「宗一郎……でしょ?」
宗一郎は悪戯っ子のように微笑んで、再び伊織の唇にキスを落とした。
伊織を強く抱きしめる。
「伊織。俺、まだまだ無力だし、子供だけど……。でも伊織のこと大切にするから。……俺が傷つけたまりあの分も、伊織の事を好きだった仙道たちの分も、俺の全てをかけて伊織のことを全力で大切にする。だから、俺と付き合ってくれる?」
「……はい」
返事をすると、ゆっくり近づいてくる宗一郎の顔に、伊織は静かに目を閉じた。
まぶたの裏に、仙道の顔が、まりあの顔が映る。
(大切にしなくちゃ)
伊織は手を伸ばして、きゅっと宗一郎のシャツの袖を掴んだ。
伊織の唇に優しく触れる宗一郎の唇。
そのぬくもりを感じながら、伊織は心に誓う。
傷つけたまりあや仙道、それからずっと見守ってくれていた信長。
みんなの気持ちに報いるためにも、絶対に宗一郎のことを大切にする。
「宗一郎、好き……」
「うん。俺もだよ、伊織」
長いすれ違いの時間を取り戻すように、二人は何度も何度も唇を重ね合わせた。
To be continued…
「そうかな」
宗一郎が穏やかに笑って言う。
「でもさ、それは伊織ちゃんがいけないんだよ」
「わ、わたし!?」
伊織は驚いて声をあげた。
なんだかそれってとっても言いがかりのような気がする。
文句を言おうと口を開きかけたところで、言葉を奪われた。
「んっ」
再びふさがれる伊織の唇。
宗一郎はゆっくり唇を離すと、伊織を愛しそうに見つめて言う。
「伊織ちゃんがかわいすぎるから」
「な……っ、んん……」
伊織が何か言う前に、宗一郎はまた伊織の唇を塞ぐ。
再び何度も降り注ぐ宗一郎のキス。
「そ……せん……ぱいっ!」
間断なく降り注ぐキスの合間に、伊織は必死に宗一郎の名前を呼んだ。
「宗一郎」
宗一郎はそう言うと、伊織の唇を甘噛みする。
「ふあっ」
「宗一郎って呼んで、伊織」
低く掠れた声で名前を呼び捨てにされて、伊織の全身に痺れが走る。
心臓がばくばくと暴れだす。
再び宗一郎の色っぽく掠れた声が、耳元で囁く。
「呼ばないと、キス、やめないよ?」
言って再び近づく宗一郎の顔。
唇が触れる寸前、伊織は名前を呼んだ。
「そ、そ……いち、ろ……」
「もっとちゃんと」
「そ、宗一郎」
顔をいちごみたいに真っ赤にして伊織は恥ずかしそう言った。
宗一郎はそれに満足そうにふわりと微笑む。
「よくできました」
宗一郎の大きな手に優しく頭を撫でられながらそう言われ、伊織はほっと息を吐く。
「伊織。俺もね、まりあと決着着いたんだ」
「!」
「だから、これでちゃんと付き合えるね」
「宗先輩……!」
「宗一郎……でしょ?」
宗一郎は悪戯っ子のように微笑んで、再び伊織の唇にキスを落とした。
伊織を強く抱きしめる。
「伊織。俺、まだまだ無力だし、子供だけど……。でも伊織のこと大切にするから。……俺が傷つけたまりあの分も、伊織の事を好きだった仙道たちの分も、俺の全てをかけて伊織のことを全力で大切にする。だから、俺と付き合ってくれる?」
「……はい」
返事をすると、ゆっくり近づいてくる宗一郎の顔に、伊織は静かに目を閉じた。
まぶたの裏に、仙道の顔が、まりあの顔が映る。
(大切にしなくちゃ)
伊織は手を伸ばして、きゅっと宗一郎のシャツの袖を掴んだ。
伊織の唇に優しく触れる宗一郎の唇。
そのぬくもりを感じながら、伊織は心に誓う。
傷つけたまりあや仙道、それからずっと見守ってくれていた信長。
みんなの気持ちに報いるためにも、絶対に宗一郎のことを大切にする。
「宗一郎、好き……」
「うん。俺もだよ、伊織」
長いすれ違いの時間を取り戻すように、二人は何度も何度も唇を重ね合わせた。
To be continued…