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夢小説設定
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「なっ! あ、彰さんがそんなことするわけないでしょ!? 何言ってるのまりあちゃんたら」
「♪オトコは狼なのっよ~ 気をつけなさい~ 年頃になったなら~ つつしみなさい~」
突然まりあが懐かしの歌を口ずさんだ。
続けて信長も歌いだす。
「♪羊の顔していてっも~ 心の中は~ 狼が牙をむく~ そういうものよ~」
がたんとイスを鳴らして信長とまりあは立ち上がると、仲良く調子を合わせて踊りだす。
「「♪このひとだけ~はぁ~ だいじょ~ぶだなんて~ うぅっかぁ~り信じたら~ ダメダメ ダメ あーダァ~メダメよ!」」
「ちょっと!」
えーすおーえすと続きそうなところで伊織もがたんとイスを鳴らして立ち上がった。
ノリにのってきた二人を慌てて制止する。
「二人して変な歌うたわないでよ! 彰さんに限ってそんなことするわけないでしょ!?」
「わっかんねえってオトコなんか。特にセンドーなんてどっちかっつったら危険信号の塊だろ!」
「ふ~ん」
伊織は腕を組んで信長を品定めするように見た。
信長がその視線にうろたえる。
「な、なんだよ」
「じゃあ、ノブもそうなわけ? オトコノコだもんね?」
「なっ! バカ!」
信長が真っ赤な顔で否定する。
「オレはちげぇだろ! 今まで一度だってしてねぇだろそんなこと!」
「それはノブがわたしに恋愛感情抱いてないからでしょ! 好きな子相手だったらわかんないじゃない」
「なっ……」
信長が絶句したそのとき、伊織の顔に水がかけられた。
驚いて振り向くと、まりあが凶悪に眉を吊り上げて、今しがた中身を伊織にぶちまけたミネラルウォーターのペットボトルをぐしゃりと手の中でつぶしたところだった。
「伊織ちゃんの無神経! 鈍感! 大バカ者!」
「え? え!?」
混乱する伊織に、まりあが今度はタオルを投げつける。
「とにかくつべこべ言わずに仙道さんの家に行くようなことがあればノブくん誘えばいいのよ! ノブくんの都合があわなかったらわたしを誘えばいいのよ! 信頼してても用心するに越したことないでしょ、相手は伊織ちゃんのこと大好きなんだから! わかった!?」
びしょびしょになった伊織の顔や制服を乱暴に投げつけたタオルで拭きながら、まりあが言い放った。
伊織は圧倒されてされるがままになり、こくこくと頷く。
「わ、わかりました」
「ふん。さいしょっから素直にそういえばいいのよ。ほら、拭き足りないとこない?」
「あ、それは大丈夫。ありがとうまりあちゃん」
「むしろ水かけたのわたし。お礼言われるのはなんか違う」
「あ、そうか……」
それもそうだね、なんて笑った伊織は、信長に頭を軽く叩かれた。
そこを押さえて、信長を軽くにらみつける。
「いたっ! なにすんの!」
「なんとなく殴りたくなったんだよ、うっせぇな!」
続けて信長はぐしゃぐしゃと伊織の髪を乱暴にかきまわしてきた。
伊織が悲鳴のような声をあげる。
「ぎゃああやめて! 濡れてるから痛いし変なクセつく!」
「知るか! お前なんかアフロにしてやる!」
「うわ、すごいやだ! やめてやめてごめんなさい!」
「やめねえよっだ! まりあちゃん手伝え!」
「♪オトコは狼なのっよ~ 気をつけなさい~ 年頃になったなら~ つつしみなさい~」
突然まりあが懐かしの歌を口ずさんだ。
続けて信長も歌いだす。
「♪羊の顔していてっも~ 心の中は~ 狼が牙をむく~ そういうものよ~」
がたんとイスを鳴らして信長とまりあは立ち上がると、仲良く調子を合わせて踊りだす。
「「♪このひとだけ~はぁ~ だいじょ~ぶだなんて~ うぅっかぁ~り信じたら~ ダメダメ ダメ あーダァ~メダメよ!」」
「ちょっと!」
えーすおーえすと続きそうなところで伊織もがたんとイスを鳴らして立ち上がった。
ノリにのってきた二人を慌てて制止する。
「二人して変な歌うたわないでよ! 彰さんに限ってそんなことするわけないでしょ!?」
「わっかんねえってオトコなんか。特にセンドーなんてどっちかっつったら危険信号の塊だろ!」
「ふ~ん」
伊織は腕を組んで信長を品定めするように見た。
信長がその視線にうろたえる。
「な、なんだよ」
「じゃあ、ノブもそうなわけ? オトコノコだもんね?」
「なっ! バカ!」
信長が真っ赤な顔で否定する。
「オレはちげぇだろ! 今まで一度だってしてねぇだろそんなこと!」
「それはノブがわたしに恋愛感情抱いてないからでしょ! 好きな子相手だったらわかんないじゃない」
「なっ……」
信長が絶句したそのとき、伊織の顔に水がかけられた。
驚いて振り向くと、まりあが凶悪に眉を吊り上げて、今しがた中身を伊織にぶちまけたミネラルウォーターのペットボトルをぐしゃりと手の中でつぶしたところだった。
「伊織ちゃんの無神経! 鈍感! 大バカ者!」
「え? え!?」
混乱する伊織に、まりあが今度はタオルを投げつける。
「とにかくつべこべ言わずに仙道さんの家に行くようなことがあればノブくん誘えばいいのよ! ノブくんの都合があわなかったらわたしを誘えばいいのよ! 信頼してても用心するに越したことないでしょ、相手は伊織ちゃんのこと大好きなんだから! わかった!?」
びしょびしょになった伊織の顔や制服を乱暴に投げつけたタオルで拭きながら、まりあが言い放った。
伊織は圧倒されてされるがままになり、こくこくと頷く。
「わ、わかりました」
「ふん。さいしょっから素直にそういえばいいのよ。ほら、拭き足りないとこない?」
「あ、それは大丈夫。ありがとうまりあちゃん」
「むしろ水かけたのわたし。お礼言われるのはなんか違う」
「あ、そうか……」
それもそうだね、なんて笑った伊織は、信長に頭を軽く叩かれた。
そこを押さえて、信長を軽くにらみつける。
「いたっ! なにすんの!」
「なんとなく殴りたくなったんだよ、うっせぇな!」
続けて信長はぐしゃぐしゃと伊織の髪を乱暴にかきまわしてきた。
伊織が悲鳴のような声をあげる。
「ぎゃああやめて! 濡れてるから痛いし変なクセつく!」
「知るか! お前なんかアフロにしてやる!」
「うわ、すごいやだ! やめてやめてごめんなさい!」
「やめねえよっだ! まりあちゃん手伝え!」