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夢小説設定
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「い、いひゃいいひゃい! ひゃひふんほ、ふいはん!」
「いや、ちょっとお仕置きを……」
「ひーっ!」
結子は思いっきりつねった手を引っ張って、めいっぱいのところでその手を放した。
「○×△□~!!」
声にならない悲鳴をあげて、伊理穂は涙目でうずくまる。
「ううう、ひどい結ちゃん~!」
「うふ」
伊理穂が恨めしげに見上げると、結子が茶目っ気100%でウインクをしてきた。
うわ~んと泣き伏す伊理穂の代わりに、洋平が大声で笑い声をあげる。
「ははは! いい友達を持ったな、伊理穂!」
「うう、嬉しいけど複雑~!」
伊理穂は天井を見上げて声をあげた。
結局、お昼のお弁当を伊理穂、結子、洋平と三人で教室で食べることになった。
ざわざわと騒がしかった教室も、今ではすっかり落ち着いて、みんな思い思いのメンバーとお弁当を囲んでいる。
伊理穂は久々に洋平とお弁当を食べることが出来るのが嬉しくて、終始にこにこと笑顔を浮かべていた。
「随分楽しそうだな、伊理穂」
「ええ~? だって、洋平が一緒にお弁当食べてくれるのが嬉しくって!」
「そういうもんか?」
洋平が眉を寄せて、玉子焼きを口に入れた。
伊理穂は、うんと大きく頷く。
「そういうもんなの! クラスのみんなもわたしと洋平の関係をわかってくれたみたいだし、これで洋平も高校で普通に接してくれるよね!?」
伊理穂が身を乗り出して洋平に詰め寄ると、洋平が、ははと笑って頷いた。
「わかったわかった。普通にするよ」
「わーい、やったー!」
伊理穂は両手を大きく挙げて喜んだ。
その様子を見て、結子がくすくすと笑い声をあげる。
「ふふ。伊理穂ってほんとうに水戸くんが大好きなのね」
「うん! 洋平は不良だしリーゼントだし桜木軍団だしで怖がられてるんだけど、本当は面倒見もよくて頼れるし、すっごく優しいんだよ! 小さい頃からずーっと一緒なんだもんねー!」
結子の言葉に伊理穂が嬉々として答えた。
それを聞いた洋平に、伊理穂は頭をポカリと優しく殴られる。
「おい、伊理穂。オレの評判落とすのやめろよな」
「え、どこが? むしろ評判アップ、アップだよ~」
「おいおい、どの辺りがだよ」
「えへへ、いいでしょーどの辺りでも! 洋平大好きだよー!」
「はいはい」
呆れたように返事を返しながら、洋平は瞳を細めて優しく伊理穂を見つめた。
伊理穂もそれに笑顔を返す。
「それにしても……」
結子がふと口を挟んだ。
楽しそうに瞳を細めて洋平を見る。
「ほんと、水戸くんてイメージと全然違うのね。話しかけたら殴られるのかと思ってたわ」
「はは。それはそれでとんでもねえイメージだな。オレたちだって見境なくつっかかってるわけじゃないぜ? 善良な市民には手を出しません」
「いや、ちょっとお仕置きを……」
「ひーっ!」
結子は思いっきりつねった手を引っ張って、めいっぱいのところでその手を放した。
「○×△□~!!」
声にならない悲鳴をあげて、伊理穂は涙目でうずくまる。
「ううう、ひどい結ちゃん~!」
「うふ」
伊理穂が恨めしげに見上げると、結子が茶目っ気100%でウインクをしてきた。
うわ~んと泣き伏す伊理穂の代わりに、洋平が大声で笑い声をあげる。
「ははは! いい友達を持ったな、伊理穂!」
「うう、嬉しいけど複雑~!」
伊理穂は天井を見上げて声をあげた。
結局、お昼のお弁当を伊理穂、結子、洋平と三人で教室で食べることになった。
ざわざわと騒がしかった教室も、今ではすっかり落ち着いて、みんな思い思いのメンバーとお弁当を囲んでいる。
伊理穂は久々に洋平とお弁当を食べることが出来るのが嬉しくて、終始にこにこと笑顔を浮かべていた。
「随分楽しそうだな、伊理穂」
「ええ~? だって、洋平が一緒にお弁当食べてくれるのが嬉しくって!」
「そういうもんか?」
洋平が眉を寄せて、玉子焼きを口に入れた。
伊理穂は、うんと大きく頷く。
「そういうもんなの! クラスのみんなもわたしと洋平の関係をわかってくれたみたいだし、これで洋平も高校で普通に接してくれるよね!?」
伊理穂が身を乗り出して洋平に詰め寄ると、洋平が、ははと笑って頷いた。
「わかったわかった。普通にするよ」
「わーい、やったー!」
伊理穂は両手を大きく挙げて喜んだ。
その様子を見て、結子がくすくすと笑い声をあげる。
「ふふ。伊理穂ってほんとうに水戸くんが大好きなのね」
「うん! 洋平は不良だしリーゼントだし桜木軍団だしで怖がられてるんだけど、本当は面倒見もよくて頼れるし、すっごく優しいんだよ! 小さい頃からずーっと一緒なんだもんねー!」
結子の言葉に伊理穂が嬉々として答えた。
それを聞いた洋平に、伊理穂は頭をポカリと優しく殴られる。
「おい、伊理穂。オレの評判落とすのやめろよな」
「え、どこが? むしろ評判アップ、アップだよ~」
「おいおい、どの辺りがだよ」
「えへへ、いいでしょーどの辺りでも! 洋平大好きだよー!」
「はいはい」
呆れたように返事を返しながら、洋平は瞳を細めて優しく伊理穂を見つめた。
伊理穂もそれに笑顔を返す。
「それにしても……」
結子がふと口を挟んだ。
楽しそうに瞳を細めて洋平を見る。
「ほんと、水戸くんてイメージと全然違うのね。話しかけたら殴られるのかと思ってたわ」
「はは。それはそれでとんでもねえイメージだな。オレたちだって見境なくつっかかってるわけじゃないぜ? 善良な市民には手を出しません」