楽しい時間
Dream
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ッたく…何してンだよ」
西くんは呆れたようにこちらを軽く睨みつけた。
「あ…ありがと」
「別に…早く奢ってもらいたかっただけだし」
「あ…そう言えばそうだったね」
すっかり忘れていた。そういえば西くんにファミレスで奢るという約束をしていたんだった。
「じゃ、一緒にファミレス行こっか」
「…高いのいッぱい頼んでやる」
そう言いながら、西くんは口角を少しだけ上げた。
「えーちょっとやめてよ!」
「…フッ」
彼は口の端から息を漏らした。
「あ、今笑ったでしょ!」
「ッ…笑ってねェよ」
「え〜?ほんとに?」
彼が顔を逸らしたので、私は彼の顔を覗き込む。
「…ッ、いいから、早く靴履き替えろよ」
「…は〜い」
私は自分の靴箱へ向かうと、自分の靴を取り出した。
結局上履きは見つからないままだった。
(上履き…買わなきゃな…)
そう思いながらもスリッパから靴に履き替えると、西くんの元へと向かっていった。