対象
Dream
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5、6限は隣のクラスとの合同授業だったため、
西くんとの場所も遠く、クラスメイト達が何かしてくることもなく、今までのようにただ平和に授業が終わっていった。
(はぁ…今日1日長かッた…)
帰りのホームルーム中、先生の話を聞き流しながらボーッと遠くを見つめる。
私にしてはよく乗り越えたものだと、自分で自分に感心していた。
チャイムが鳴り、みんなが一斉に教室から出て行く。
私も帰ろうとカバンを肩にかけ、教室の入り口の方を向くと
…前田が入り口に立っていた。
(……げっ)
私は、反対側の扉から出ようと進行方向を変えた。が、反対側の扉には彼女の取り巻きが立っている。
(えぇ…出られないじゃん…しかも、これってなんかまずいんじゃ…どうしよう)
なんとなく、この後ひどいことをされるんだろうなと思い身構える。
すると…突然、誰かに後ろから腕をガッと掴まれた。
「えっ…」
掴まれた腕の方を見ると、そこにいたのは西くんだった。
西くんは私の腕を掴んだまま引っ張っていき、教室の入り口へと進んでいく。
「えっ…わ、ちょっと…ッ」
私は体勢を崩しながらも、そのまま引っ張られていくことしかできなかった。
「…邪魔」
「…ッ」
彼は、前田を睨みつけると低い声で言い、
私を引っ張っていない方の手で彼女の体をガッと掻き分けて退かすと、教室の外へと私を放り出した。
「…わっ!!」
私の体はそのまま勢いよく教室の外へと飛び出した。
西くんとの場所も遠く、クラスメイト達が何かしてくることもなく、今までのようにただ平和に授業が終わっていった。
(はぁ…今日1日長かッた…)
帰りのホームルーム中、先生の話を聞き流しながらボーッと遠くを見つめる。
私にしてはよく乗り越えたものだと、自分で自分に感心していた。
チャイムが鳴り、みんなが一斉に教室から出て行く。
私も帰ろうとカバンを肩にかけ、教室の入り口の方を向くと
…前田が入り口に立っていた。
(……げっ)
私は、反対側の扉から出ようと進行方向を変えた。が、反対側の扉には彼女の取り巻きが立っている。
(えぇ…出られないじゃん…しかも、これってなんかまずいんじゃ…どうしよう)
なんとなく、この後ひどいことをされるんだろうなと思い身構える。
すると…突然、誰かに後ろから腕をガッと掴まれた。
「えっ…」
掴まれた腕の方を見ると、そこにいたのは西くんだった。
西くんは私の腕を掴んだまま引っ張っていき、教室の入り口へと進んでいく。
「えっ…わ、ちょっと…ッ」
私は体勢を崩しながらも、そのまま引っ張られていくことしかできなかった。
「…邪魔」
「…ッ」
彼は、前田を睨みつけると低い声で言い、
私を引っ張っていない方の手で彼女の体をガッと掻き分けて退かすと、教室の外へと私を放り出した。
「…わっ!!」
私の体はそのまま勢いよく教室の外へと飛び出した。