異変
Dream
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体育の授業が終わり、教室へと戻る。4限目は社会の授業だ。
私は教科書を用意しようとして、ふと気がついた。
(また、教科書がない…)
それに、なぜか1限目のときに見つからなかった数学の教科書が入っている。
ふと目線をあげると、西くんと目があった。
「あ…西くん」
「おいおい、まさかまた教科書見せてーとか言うんじゃないだろーな」
西くんはわざとらしく馬鹿にしたように言った。
「うん…見せて、欲しい」
「こんだけ忘れ物するって…むしろ今日カバンに何入れて来たんだよ」
彼は少し顔を引き攣らせながら私の鞄を見下ろした。
「はは…たしかに」
彼の的確すぎる一言に、私は力なく笑うことしか出来なかった。
「チッ……面倒くせェな…机くっつければ」
彼は1度ギョロっと目線を斜め上へ移動させると、横目でこちらをちらりと見ながら呟いた。
「いいの?」
「他に見せてくれる人いないんだろ」
「うん…」
「早くすれば…授業始まるけど」
「…ありがとう」
そう言うと私は、また西くんの机へ自分の机をくっつけた。
私は教科書を用意しようとして、ふと気がついた。
(また、教科書がない…)
それに、なぜか1限目のときに見つからなかった数学の教科書が入っている。
ふと目線をあげると、西くんと目があった。
「あ…西くん」
「おいおい、まさかまた教科書見せてーとか言うんじゃないだろーな」
西くんはわざとらしく馬鹿にしたように言った。
「うん…見せて、欲しい」
「こんだけ忘れ物するって…むしろ今日カバンに何入れて来たんだよ」
彼は少し顔を引き攣らせながら私の鞄を見下ろした。
「はは…たしかに」
彼の的確すぎる一言に、私は力なく笑うことしか出来なかった。
「チッ……面倒くせェな…机くっつければ」
彼は1度ギョロっと目線を斜め上へ移動させると、横目でこちらをちらりと見ながら呟いた。
「いいの?」
「他に見せてくれる人いないんだろ」
「うん…」
「早くすれば…授業始まるけど」
「…ありがとう」
そう言うと私は、また西くんの机へ自分の机をくっつけた。