異変
Dream
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教室に入り、自分の席へと向かった。
机の上に落書き…などは特にないようで、少し安心する。
机の中も見てみたが、特に異変はないようだ。
(あれ…気のせいだったのかな)
上履き以外に普段と変わったところは無く、
嫌な予感は気のせいだったのかもしれないと思い始める。
(もしかしたら上履きも隠されたんじゃなくて、誰かが間違えて履いていっちゃったのかも)
それなら…もうすでに、履き間違えに気づいた誰かが戻してくれているかもしれない。
そう思い、朝のホームルームが終わると靴箱を見に教室を離れた。
(やっぱり、まだ無いか…)
玄関につき私の靴箱を見ると、自分の靴が入っているだけで上履きはどこにも見当たらない。
(…どこ行っちゃったんだろ)
足取りが重くなり、トボトボと教室へ向かって歩いていると…
教室の前の廊下で、トイレから出てきた西くんと鉢合わせた。
「お前…何でスリッパ…」
彼の視線が私の足元へ向かっている。
気づかれてしまった…。
「あー、なんか…誰かが間違えて履いちゃってるみたいで〜…」
私はいじめられてると勘違いされたくなくて、ハハハ…と困ったように笑いながら答えた。
「……」
西くんは何か言いたげにこちらを見つめてくる。
「……」
「………」
目があった状態でしばらく沈黙が続くと、彼はふいっと顔を逸らしてそのまま教室へ入っていった。
机の上に落書き…などは特にないようで、少し安心する。
机の中も見てみたが、特に異変はないようだ。
(あれ…気のせいだったのかな)
上履き以外に普段と変わったところは無く、
嫌な予感は気のせいだったのかもしれないと思い始める。
(もしかしたら上履きも隠されたんじゃなくて、誰かが間違えて履いていっちゃったのかも)
それなら…もうすでに、履き間違えに気づいた誰かが戻してくれているかもしれない。
そう思い、朝のホームルームが終わると靴箱を見に教室を離れた。
(やっぱり、まだ無いか…)
玄関につき私の靴箱を見ると、自分の靴が入っているだけで上履きはどこにも見当たらない。
(…どこ行っちゃったんだろ)
足取りが重くなり、トボトボと教室へ向かって歩いていると…
教室の前の廊下で、トイレから出てきた西くんと鉢合わせた。
「お前…何でスリッパ…」
彼の視線が私の足元へ向かっている。
気づかれてしまった…。
「あー、なんか…誰かが間違えて履いちゃってるみたいで〜…」
私はいじめられてると勘違いされたくなくて、ハハハ…と困ったように笑いながら答えた。
「……」
西くんは何か言いたげにこちらを見つめてくる。
「……」
「………」
目があった状態でしばらく沈黙が続くと、彼はふいっと顔を逸らしてそのまま教室へ入っていった。