「そしたら…ファミレスでもいい？」

「げーッ、またファミレスかよ」

「だって、他にどこが…あ、カラオケとか？」

「あーもう…ファミレスでいいよ」

「分かった！そしたら明日の放課後、ファミレスでなにかご馳走するね」

「…分かッた」

「じゃあ、また明日ね」

「……じゃ」

プチッ…ツーツーツー…

私は電話が切れたのを確認すると、ゆっくりと耳から携帯を離した。

（はーっ……緊張したー！！！）

胸のドキドキと顔のニヤけがおさまらない。

明日の登校を楽しみに、私は眠りについた。