(…これで、いいかな)

時計を見ると、家に帰りついてから3時間が経過していた…。

随分と考え込んでしまっていたらしい。

私は、打った文章をもう一度読み返す。

私が打ち込んだ文章には、彼への謝罪と彼が助けてくれたことへのお礼、そして彼とこれからも仲良くしたいという旨が書かれていた。

拙い文章かもしれないが、伝えたいことはちゃんと書いてあるはずだ。

（…送信、しよう）

そうは思うものの、なかなか勇気が出ずに送信ボタンを押そうとしては画面を閉じて、ということを繰り返していた。