少ない点数に落胆していると、

「あーあ、4点って雑魚かよ…使えねーな」

西くんが、わざとらしく嘲笑しながら言い放った。

「……ッ」

（性格悪ッ…）

私はイラッとして、彼をキッと睨みつける。

［西くん　30てん　total72てん　あと28てんで　おわり］

が、彼の点数を見ると何も言えなくなってしまった…。

［JC 0てん　スカート　はかなすぎ　かくれすぎ］

「え…あッ！」

女の子は自分の格好を見ると、恥ずかしそうに俯いた。

「これ…着ていきなよ」

私は来るときに自分が来ていたパジャマの下を渡した。

「え…でも」

「私はこれ着てるから大丈夫！」

私はそう言ってスーツを着ている自分の膝をぽんぽんと軽くたたいた。

（本当はこの格好…すごく恥ずかしいけど）

「ありがとう…！」

女の子はそう言うとすぐに私のパジャマを着た。

すると、玄関の方からガチャンと音がした。西くんが出ていったようだ。

「あっ…待って！」

女の子がすぐに、西くんを追って出ていった。

彼女はそもそもこの部屋から出れなかったことに気がついていないようだった。