行ってくだちい
Dream
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音のする方へ歩いていくと、ロクさんが塀に腰掛けて座っているのが目に入る。
「あ、ロクさん…!」
ロクさんのほうへ駆け寄ると、ふとあることに気がついた…腕がない。
「あぁ、君か」
「う…腕が…!!」
私は急いでロクさんの腕を止血する。
「ハハ…しくじっちゃった…」
「…ッ」
ロクさんの腕が奪われてしまった…この後生き残っても、ロクさんは腕が無いまま生きていかなきゃいけないのか…
そう考えると悲しさと悔しさが混ざって目から涙がこぼれ落ちる。
「あー…泣かないでよ〜、死ぬわけじゃないんだから」
「でも…腕が」
「大丈夫大丈夫、腕ならどうせ元に戻るんだから」
「えっ…?」
元に…戻る?
「あ…もしかして知らなかった?」
私は無言で頷いた。
「ガンツの戦闘の時はさ、どんなに体がボロボロになっても命さえ繋がってれば体は元通りになるんだよ…どういう仕組みか分からないけどね」
「じゃあ…このまま敵を倒せば、腕は」
「うん、戻るよ」
とはいえ、腕がもげたなら、今も痛みは想像がつかないほどのものだろう。
「そうなんですね…じゃあ、早く腕を元に戻すためにも敵を倒しにいかなきゃ」
私は立ち上がる。
「なんか…情けないな〜…俺、さっき君のこと助けなかったのに…」
彼は申し訳なさそうに言った。
「…今はそんなこと気にしてる場合じゃないですから」
そう言うと、敵のいる居場所を探して、私はあたりを見回す。
「あっちに…行ったよ」
「…ありがとうございます」
私は彼が教えてくれた方向へ走り出した。
「あ、ロクさん…!」
ロクさんのほうへ駆け寄ると、ふとあることに気がついた…腕がない。
「あぁ、君か」
「う…腕が…!!」
私は急いでロクさんの腕を止血する。
「ハハ…しくじっちゃった…」
「…ッ」
ロクさんの腕が奪われてしまった…この後生き残っても、ロクさんは腕が無いまま生きていかなきゃいけないのか…
そう考えると悲しさと悔しさが混ざって目から涙がこぼれ落ちる。
「あー…泣かないでよ〜、死ぬわけじゃないんだから」
「でも…腕が」
「大丈夫大丈夫、腕ならどうせ元に戻るんだから」
「えっ…?」
元に…戻る?
「あ…もしかして知らなかった?」
私は無言で頷いた。
「ガンツの戦闘の時はさ、どんなに体がボロボロになっても命さえ繋がってれば体は元通りになるんだよ…どういう仕組みか分からないけどね」
「じゃあ…このまま敵を倒せば、腕は」
「うん、戻るよ」
とはいえ、腕がもげたなら、今も痛みは想像がつかないほどのものだろう。
「そうなんですね…じゃあ、早く腕を元に戻すためにも敵を倒しにいかなきゃ」
私は立ち上がる。
「なんか…情けないな〜…俺、さっき君のこと助けなかったのに…」
彼は申し訳なさそうに言った。
「…今はそんなこと気にしてる場合じゃないですから」
そう言うと、敵のいる居場所を探して、私はあたりを見回す。
「あっちに…行ったよ」
「…ありがとうございます」
私は彼が教えてくれた方向へ走り出した。