聞き込み2
Dream
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「引き金、2つ付いてるだろ」
「うん…」
たしかにその銃には、上下に2つトリガーがついていた。
「上で標的をロックオンして、下で攻撃できる」
そう言うと西くんは、屋上にいた鳩に銃を向け、
カチッと上のトリガーを押して、その後下のトリガーを押した。
ギョーンと音がしたが、鳩は何も変わらずそこにいる。
(…何も起こらない)
そう思った瞬間、鳩の体がバンッと音を立てて弾け飛んだ。
「ひゃっ…!?」
グロテスクなその光景に、目を瞑る。
薄目を開けて西くんを見ると、ハァハァと息が荒くなっていて瞳孔が開いており、興奮しているようだった。
「…西くん?」
「どうだ?すげェだろ」
彼は瞳孔が開いたままこちらを向いた。ニヤリと口角が上がっている。
(…怖い)
彼の狂気じみた目を見て、ふと、そう思ってしまった。
「……」
殺生をして、嬉々としている今の西くんの様子にどうしても怖気付いてしまう。
「ンだよ…つまんねーな」
西くんは怯えている私の様子を見るとそう言い、
銃を鞄にしまって、帰ろうと歩き出した。
「あ…待ってよ」
鳩の死体と2人きりにはなりたくなくて、私は小走りで西くんについて行った。
「うん…」
たしかにその銃には、上下に2つトリガーがついていた。
「上で標的をロックオンして、下で攻撃できる」
そう言うと西くんは、屋上にいた鳩に銃を向け、
カチッと上のトリガーを押して、その後下のトリガーを押した。
ギョーンと音がしたが、鳩は何も変わらずそこにいる。
(…何も起こらない)
そう思った瞬間、鳩の体がバンッと音を立てて弾け飛んだ。
「ひゃっ…!?」
グロテスクなその光景に、目を瞑る。
薄目を開けて西くんを見ると、ハァハァと息が荒くなっていて瞳孔が開いており、興奮しているようだった。
「…西くん?」
「どうだ?すげェだろ」
彼は瞳孔が開いたままこちらを向いた。ニヤリと口角が上がっている。
(…怖い)
彼の狂気じみた目を見て、ふと、そう思ってしまった。
「……」
殺生をして、嬉々としている今の西くんの様子にどうしても怖気付いてしまう。
「ンだよ…つまんねーな」
西くんは怯えている私の様子を見るとそう言い、
銃を鞄にしまって、帰ろうと歩き出した。
「あ…待ってよ」
鳩の死体と2人きりにはなりたくなくて、私は小走りで西くんについて行った。