ちいてん
Dream
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(またこの部屋…)
しばらくすると他の黒スーツの人たちもジジジジ…と音を立ててこの部屋へ送られてきた。
そして、最後に西くんも同じように送られてきた。
「…これで、全員だな」
黒スーツの1人が言うと、西くんがすぐに
「ガンツ、早く採点はじめろ」
と黒い球に向かって話しかけた。
すると、黒い球に
[それぢは、ちいてんをはじぬる]
という文字が浮かび上がる。
「ちいてん…ってなんですか?」
私は近くにいた、黒いスーツの大学生くらいの男に話しかけた。
「まぁ、見てればわかるよ」
彼はそう言って黒い球に視線を移す。
私もつられて黒い球を見ると、その画面には
黒スーツのうちの1人の似顔絵と、あだ名、そして点数が表示されていた。
黒い球は1人1人の点数を次々と映し出していく。
(ちいてん…ってもしかして、さいてんのこと?)
「ちぇっ…俺これだけかよ〜」
「俺また6点…?」
それぞれが、自分の点数を見ては喜んだり嘆いたりしていた。
そして、画面には
[西くん 13てん total42てん あと58てんで おわり]
と表示されていた。
西くんはその点数をみると、
「チッ…これだけかよ」
と不満げに溢していた。
「横取りにしては高いんじゃねーの?」
「うるせェ…」
などと西くんが周りと会話している間に、画面が切り替わる。
そこには、
[地味女 0てん 西くんおいかけすぎ 西くんちがしすぎ 西くんすきすぎ]
と映し出されていた。