看病
Dream
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「出来たよ〜」
私が出来上がったお粥をお盆に乗せて部屋に運ぶと、西くんはむくりと布団から上半身を起こして座った。
私はベッドの端に腰掛けるとお盆を机に置き、お粥を彼に差し出した。
「ちょっと熱いかも…持てる?」
私がそう言うと、彼は服の裾を萌え袖にして両手でお椀を受け取った。
「これ…どーやッて食べンだよ」
彼は両手でお椀を持ったままこちらを見つめてきた。
「片手で持って食べれるでしょ?」
「熱くて片手じゃ持てねェよ…」
「えー…じゃあどうしよ」
どうしたら食べられるだろうか…お盆ごと膝に置けば食べれそうか…などと考えていると、彼が何か言いたげにこちらを見つめてきた。
「…何?」
私が西くんの顔を見つめ返すと、彼は少しだけ口を開いてみせた。
「え…?」
(これって…もしかして)
食べさせろ…ということだろうか。私はスプーンでお粥をすくうと、彼の口元へと近づけてみる。
すると西くんは、ふーっふーっと少し息を吹きかけて私の手に持っているスプーンをぱくりと咥えた。
スプーンを持つ手に彼の息が吹きかかって、私の鼓動は急速に早くなる。
「ん…うまい」
「あ、そ…それなら良かッた」
私が恥ずかしさで動揺して固まっていると、
「…あ」
彼はまた口を開いて次の一口を待っていた。
「あ…うん」
急かされるままに次の一口をスプーンですくって西くんの口元へ持っていくと
「…冷まして」
彼は少し覗き込むようにこちらを見つめてきた。
「えっ…あ…わかッた」
私は緊張と恥ずかしさでひたすら彼の言う通りにすることしか出来ず、ふーっふーっと息を吹きかけてお粥を冷まし、もう一度スプーンを彼の口元へと運んだ。
「…ん」
すると、西くんはパクッとスプーンを咥えてお粥を口にする。
私は恥ずかしさで顔が熱くなっていた。
ー✳︎ー✳︎ー✳︎ー✳︎ー
「ね…もうお椀片手で持てるんじゃない?」
しばらくアーンしてお粥を食べさせ続けると、私は西くんに尋ねた。
もうお椀も冷めているだろうし熱くないはずだ。
…というより恥ずかしさと緊張で壊れそうなくらい胸がドキドキしているので、もう自分で食べて欲しい…。
「…いーから、次」
しかし、彼は少し唇を尖らせてそう言うと、あ…と口を開けてこちらを見つめてくる。
「えー…ッ、もう…」
私はにやけそうになる口元を必死に抑えて、次の一口を彼の口元へと運んだ。
結局その後も西くんはアーンするのをやめさせてくれず、私はお粥を全部食べさせたのだった。
私が出来上がったお粥をお盆に乗せて部屋に運ぶと、西くんはむくりと布団から上半身を起こして座った。
私はベッドの端に腰掛けるとお盆を机に置き、お粥を彼に差し出した。
「ちょっと熱いかも…持てる?」
私がそう言うと、彼は服の裾を萌え袖にして両手でお椀を受け取った。
「これ…どーやッて食べンだよ」
彼は両手でお椀を持ったままこちらを見つめてきた。
「片手で持って食べれるでしょ?」
「熱くて片手じゃ持てねェよ…」
「えー…じゃあどうしよ」
どうしたら食べられるだろうか…お盆ごと膝に置けば食べれそうか…などと考えていると、彼が何か言いたげにこちらを見つめてきた。
「…何?」
私が西くんの顔を見つめ返すと、彼は少しだけ口を開いてみせた。
「え…?」
(これって…もしかして)
食べさせろ…ということだろうか。私はスプーンでお粥をすくうと、彼の口元へと近づけてみる。
すると西くんは、ふーっふーっと少し息を吹きかけて私の手に持っているスプーンをぱくりと咥えた。
スプーンを持つ手に彼の息が吹きかかって、私の鼓動は急速に早くなる。
「ん…うまい」
「あ、そ…それなら良かッた」
私が恥ずかしさで動揺して固まっていると、
「…あ」
彼はまた口を開いて次の一口を待っていた。
「あ…うん」
急かされるままに次の一口をスプーンですくって西くんの口元へ持っていくと
「…冷まして」
彼は少し覗き込むようにこちらを見つめてきた。
「えっ…あ…わかッた」
私は緊張と恥ずかしさでひたすら彼の言う通りにすることしか出来ず、ふーっふーっと息を吹きかけてお粥を冷まし、もう一度スプーンを彼の口元へと運んだ。
「…ん」
すると、西くんはパクッとスプーンを咥えてお粥を口にする。
私は恥ずかしさで顔が熱くなっていた。
ー✳︎ー✳︎ー✳︎ー✳︎ー
「ね…もうお椀片手で持てるんじゃない?」
しばらくアーンしてお粥を食べさせ続けると、私は西くんに尋ねた。
もうお椀も冷めているだろうし熱くないはずだ。
…というより恥ずかしさと緊張で壊れそうなくらい胸がドキドキしているので、もう自分で食べて欲しい…。
「…いーから、次」
しかし、彼は少し唇を尖らせてそう言うと、あ…と口を開けてこちらを見つめてくる。
「えー…ッ、もう…」
私はにやけそうになる口元を必死に抑えて、次の一口を彼の口元へと運んだ。
結局その後も西くんはアーンするのをやめさせてくれず、私はお粥を全部食べさせたのだった。