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Dream
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「お邪魔…します」
前回お邪魔したときとは状況が違い、緊張で声が震える
「…早くあがれよ」
「あ…うん」
私が玄関に立ち尽くしていると、西くんは先に部屋に入ってこちらをじっと見つめてきた。
私は彼の視線に促されるように部屋に入ると、荷物を置いて机の前に正座した。
「飲みもの…お茶か水しかねェけど…」
「あ、えと…じゃあお茶…で」
なんとなくぎこちなく会話をすると、彼はコップに氷とお茶を注いで持ってきてくれた。
「あ…ありがと。」
私はお茶を受け取り、一口飲むと机の上にコップを置く。
彼は自分の分のお茶を持ってくると、机を挟んで私の対面に座った。
「あの…なんで西くん家に…?」
正座をしたまま彼に問いかける
「あぁ…面白いもン見せてやろうと思ッて」
「…面白いもの?」
「うん、…そう」
彼はそう言うと、机の下に置いてあったノートパソコンを取り出して机の上で開いた。
「こッち来て見てみろよ」
「…うん」
西くんはそう言うと私がパソコンを見れるように少し横にずれた。
私は立ち上がり彼の元へ向かうと、彼の横に座りパソコンを覗き込む。
画面に映っていたのは、ガンツについて書かれているブログのようなサイトだった。
タイトルには“黒い球の部屋”と書かれている。
「これ…あの部屋の?」
「そ…」
「…見ていい?」
「ああ、いいぜ」
そう言うと私はマウスパッドを操作して一つ一つブログを読んでいく。
「…こないだのことも、詳しく書いてある…」
そのブログには前回の戦闘も、前々回の戦闘についても、その時の状況が詳しく書かれていた。
西くんのほうを見ると、彼は何故か得意げに口角を上げている。
(あれ…なんかこれって)
前回のことについてのブログをよく読んでみると、私が倒した小さいヤギについてはあまり書かれておらず、1番大きいヤギを倒した時の状況は詳しく書かれていた。
(あのとき、1番大きいヤギを倒したのは…)
「これッて、もしかして」
「うん…俺が書いてる」
「やっぱり…!」
彼は嬉しそうに目を輝かせている。
「あ…てことは、このブログを遡って読めば、ガンツについてもっと詳しく分かるかもッてこと?」
「まァそれもあるけど…俺はこのサイトで海外のヤツらともコンタクトを取ってる」
「海外のヤツらッて…このブログのファンってこと?」
「ちげェよ…」
彼はそう言うと何やらカタカタとキーボードを打ち始めた。
前回お邪魔したときとは状況が違い、緊張で声が震える
「…早くあがれよ」
「あ…うん」
私が玄関に立ち尽くしていると、西くんは先に部屋に入ってこちらをじっと見つめてきた。
私は彼の視線に促されるように部屋に入ると、荷物を置いて机の前に正座した。
「飲みもの…お茶か水しかねェけど…」
「あ、えと…じゃあお茶…で」
なんとなくぎこちなく会話をすると、彼はコップに氷とお茶を注いで持ってきてくれた。
「あ…ありがと。」
私はお茶を受け取り、一口飲むと机の上にコップを置く。
彼は自分の分のお茶を持ってくると、机を挟んで私の対面に座った。
「あの…なんで西くん家に…?」
正座をしたまま彼に問いかける
「あぁ…面白いもン見せてやろうと思ッて」
「…面白いもの?」
「うん、…そう」
彼はそう言うと、机の下に置いてあったノートパソコンを取り出して机の上で開いた。
「こッち来て見てみろよ」
「…うん」
西くんはそう言うと私がパソコンを見れるように少し横にずれた。
私は立ち上がり彼の元へ向かうと、彼の横に座りパソコンを覗き込む。
画面に映っていたのは、ガンツについて書かれているブログのようなサイトだった。
タイトルには“黒い球の部屋”と書かれている。
「これ…あの部屋の?」
「そ…」
「…見ていい?」
「ああ、いいぜ」
そう言うと私はマウスパッドを操作して一つ一つブログを読んでいく。
「…こないだのことも、詳しく書いてある…」
そのブログには前回の戦闘も、前々回の戦闘についても、その時の状況が詳しく書かれていた。
西くんのほうを見ると、彼は何故か得意げに口角を上げている。
(あれ…なんかこれって)
前回のことについてのブログをよく読んでみると、私が倒した小さいヤギについてはあまり書かれておらず、1番大きいヤギを倒した時の状況は詳しく書かれていた。
(あのとき、1番大きいヤギを倒したのは…)
「これッて、もしかして」
「うん…俺が書いてる」
「やっぱり…!」
彼は嬉しそうに目を輝かせている。
「あ…てことは、このブログを遡って読めば、ガンツについてもっと詳しく分かるかもッてこと?」
「まァそれもあるけど…俺はこのサイトで海外のヤツらともコンタクトを取ってる」
「海外のヤツらッて…このブログのファンってこと?」
「ちげェよ…」
彼はそう言うと何やらカタカタとキーボードを打ち始めた。