映画
Dream
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
チケットに書かれていた席につきしばらくすると、
シアター内が暗くなり、映画が始まった。
(折角チケットもらったから来たものの…私もホラー苦手なんだよね…)
私はごくりと息を飲み、おそるおそる映画を見ていた。
物語が怪しいBGMに変わりはじめ、血みどろの幽霊の顔面がバンッとスクリーンに映り込む。
「ひっ…!!」
私は咄嗟に、隣に座っている西くんの腕に縋りついた。
彼はあまり怖がっていないようで、
こちらを一度ジロリと見ると、またすぐスクリーンに視線を戻した。
「うぅ…」
想像していたより何倍も怖くて、そこから私はずっと西くんの腕を掴んだまま薄目を開けて映画を見ていた。
薄目で見ていても、やはり大きな音がしたり、幽霊が急に画面に出てくる度に、
怖くて彼の腕にしがみついては、ぎゅっと強く掴んでいた。
(こ、怖かった…)
映画が終わりシアター内が明るくなると、私は彼の腕を掴んでいた手をそっと離した。
シアター内が暗くなり、映画が始まった。
(折角チケットもらったから来たものの…私もホラー苦手なんだよね…)
私はごくりと息を飲み、おそるおそる映画を見ていた。
物語が怪しいBGMに変わりはじめ、血みどろの幽霊の顔面がバンッとスクリーンに映り込む。
「ひっ…!!」
私は咄嗟に、隣に座っている西くんの腕に縋りついた。
彼はあまり怖がっていないようで、
こちらを一度ジロリと見ると、またすぐスクリーンに視線を戻した。
「うぅ…」
想像していたより何倍も怖くて、そこから私はずっと西くんの腕を掴んだまま薄目を開けて映画を見ていた。
薄目で見ていても、やはり大きな音がしたり、幽霊が急に画面に出てくる度に、
怖くて彼の腕にしがみついては、ぎゅっと強く掴んでいた。
(こ、怖かった…)
映画が終わりシアター内が明るくなると、私は彼の腕を掴んでいた手をそっと離した。