すべて夢主は男主人公です。男夢主×ヒロインものが中心です(友情ものも書くかもしれません)。女夢主人公ものやBLものは取り扱いません。
Fate/stay nightの(セイバー・凛・桜・イリヤのハーレムのセイバー落ち)
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「それほど甘いのかしらね?」
凛が目を細め、まだくっついたままの二人を睨みつける。桜は笑っている。セイバーは、何故かへんぜるの口元を見ている。士郎といえば、隙きを伺いなんとか助けようとしている。
「リン」
「なによ」
手招きして凛を近寄らせるへんぜる。凛の声は少々不機嫌気味だ。
それもしょうがない。へんぜる・フォン・アインツベルンと遠坂 凛の関係は奉仕愛誤だ。
吊り橋効果、しかも向こうは意図していなかったがマッチポンプな危機的状況を退け、文字通り自分の身を斬ってまでの覚悟を見せて守ってくれた。同盟関係とは言え、へんぜるの魔術を用いれば此方が一方的な従僕関係にすら慣れたと言うのに、それをせずひたすら共に戦い自身の限界が超えても守ってくれた。アインツベルンのホムンクルスだからと色眼鏡を使う前に、その魔力に魅せられた。纏うというより優しく包み込むという温かい魔力に。魔術師に必要のないそれに、唾棄すべきそれに。ただ、自分も包まれていたい。代価に|遠坂 凛《貢物》を捧げる。奉仕することの愛に目覚め、その奉仕こそがへんぜるのためになるという誤ちを凛自身が理解し納得している愛だった。それが、今、奉仕もできないのでは愛を示せない。それが気持ち悪く、嫌な状態なのだ。
「リン」
「だから、なに?」
「君の甘さは実に俺好みだ」
「……で?」
「端的にいうなら、そうだな…」
もったいぶるように手招きした手を人差し指以外握って指を振る。凛は指を見てはへんぜるを見てを繰り返す。そして、お茶会ではなく寝室に誘うような淫靡ま様子で口元に視線を誘われてしまう。
「リンを食べてみたい、だな」
「んなぁ!?」
声に犯される。耳から入るへんぜるの声に犯される。意味を理解し正常な判断をするべき冷静さを犯される。
「愛の甘さは深ければいい。そうだろう…?」
「ぅぁ…、あ……」
甘さに一人沈んだ。
