オリジナル2
ブラウンだった瞳は鮮やかなオレンジに、黒い髪は眩いくらいの金色に、ポニーテールにされた髪は大きな赤いリボンと一緒に風にそよぐ様に揺れる。
制服だった体には魔法少女としての装備。
基本、鍵となる物を元にしているからか、柚子はオルゴールをモチーフとした衣装を身に着けている。
「大紙ちゃん」
柚子がそう言って髪飾りに触れると、赤い光がぽん、と跳ね、柚子の足元で赤毛の仔犬に変わる。
「準備オッケーだよ」
柚子がそう言うと、更紗は鷹を空へ放つ。
それとタイミングを合わせて黒い狐は柚子の足元にある影に滑り込む。
「いい事、柚子。様子を見る事が最優先よ。相手に変化があるとすればおそらく一瞬だから、油断せずに良く相手を見て動いて頂戴」
「風絽の目が見張る事が出来る範囲にも限界はあるから、柚子も周りをちゃんと見てね?無茶な事だけはしないで」
「分かってるよぅ。もう、2人ともお母さんみたい」
足元の仔犬がぷるぷると体を揺らした後で何かを柚子に話している様に小さく鳴くと、柚子は更紗と刹那に「行って来るね」と笑顔を見せて精霊が潜むであろう森の奥へと足を踏み入れた。
残る2人は当たり前だが心配そうな目で小さな背中を見送る。
勿論2人とも少しの間を空けて柚子を追いかけるつもりではいるのだが。
制服だった体には魔法少女としての装備。
基本、鍵となる物を元にしているからか、柚子はオルゴールをモチーフとした衣装を身に着けている。
「大紙ちゃん」
柚子がそう言って髪飾りに触れると、赤い光がぽん、と跳ね、柚子の足元で赤毛の仔犬に変わる。
「準備オッケーだよ」
柚子がそう言うと、更紗は鷹を空へ放つ。
それとタイミングを合わせて黒い狐は柚子の足元にある影に滑り込む。
「いい事、柚子。様子を見る事が最優先よ。相手に変化があるとすればおそらく一瞬だから、油断せずに良く相手を見て動いて頂戴」
「風絽の目が見張る事が出来る範囲にも限界はあるから、柚子も周りをちゃんと見てね?無茶な事だけはしないで」
「分かってるよぅ。もう、2人ともお母さんみたい」
足元の仔犬がぷるぷると体を揺らした後で何かを柚子に話している様に小さく鳴くと、柚子は更紗と刹那に「行って来るね」と笑顔を見せて精霊が潜むであろう森の奥へと足を踏み入れた。
残る2人は当たり前だが心配そうな目で小さな背中を見送る。
勿論2人とも少しの間を空けて柚子を追いかけるつもりではいるのだが。