立海の日常*立海レギュラー
「は、はぁ!?俺は相澤先輩と2人でー」
「ブン太が行くなら、俺も行くかな」
ブンちゃんの後に桑原くんも続けて賛同する。
「面白そうじゃのう。俺も行くぜよ」
「私も行きましょう」
仁王と柳生くんも名乗りを上げ、赤也が更に慌てている。
「ちょ、ちょっと先輩達!」
「ふふ。赤也、残念だけど…独り占めは良くないな」
「同感だ。俺達にも聞こえるように話していてはこうなる事は予想出来ただろう」
幸村くんと柳くんに念を押され赤也はガックリと背中を丸めた。
「…部室でこんな話するんじゃなかった」
「いいじゃん、赤也。大人数の方が鍋は楽しいよ」
「…相澤先輩は何も分かってないっす」
私のフォローにも赤也は深くため息を着く。
「弦一郎も行くよね?」
「む…俺は…」
「たまには良いじゃないか。ほら、行くよ」
「…精市がそう言うなら」
結局真田くんも行くことになり、私たちは全員で鍋の材料を買いにスーパーへ向かった。
柳くんの言う通り、外はもう雪はやんでいて少し晴れ間も見えてきていた。
「結局、全員来るんすね…」