在るべき場所
夢主ちゃんのお名前は?
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気付けば、オレは純白の神父服に身を包んでいた。今までのオレのそれとは違う、そう、それはまるで天使の頂点 に立つ者であるかのような出立ち。
身体の内側から、力が湧き出るような感覚がする。不思議な感覚だ。
近くにあった石ころが何かに変わらないか願いながら触れてみた。
すると、その石ころは焼きたてのパンに変わっていた。
嗚呼、奇跡の、チカラ。
オレが望んでいたチカラ。これがあればより多くの人を救うことができる。
さて、まずは誰を救いに行こうか。
この街中でお腹を空かせたガキか、はたまた才能が日の目を浴びず貧しい中でも努力をする若人か。
今なら誰でも救える気がする。
だが、なんだこれは。
希望に満ち溢れているはずなのに、オレの中は奇跡のチカラで満ち溢れているはずなのに。
『なにかが、たりない』
ぽっかりと、そこだけ穴が空いたような、心の一番大事な部分に何かが足りていないような。
嗚呼、苦しい。クルシイ。助けてくれ。そうだ、これを埋めるには奇跡のチカラで人々を救えば良い。そうすれば、きっと__
"__ニエル……ナサニエル__!!"
どこからか、誰かがオレを呼ぶ声が響いた。
なぜオレの名前を知ってる。その声は、知らない。オレは知らない。誰だ。どこから呼んでいる。オレはこれから奇跡のチカラを使って……
"ナサニエル!!__、お願い__戻ってきて…"
戻るってどこにだ?オレがいるべき場所はここだ。他にな、ど……
「う、ぁ……あ……っ」
頭が、割れそうなほどに痛む。その声に呼応するように痛む。
同時に身体に火傷のような痛み。首元から左手にかけてピリピリと、焼け付くような痛みを感じた。
まるで頭痛に対抗しようとしているかのような。
二つの痛みに蝕まれて、その場に蹲る。
そして首元から左手にかけての痛みが全身に広がっていこうとしたその時だった。
"ナサニエル!!"
まるで天幕を突き破ってきたかのように誰かが空から腕を伸ばして、抱きしめてきた。
「……っ、ぁ……」
おもいだした。
誰よりも愛してやまない、誰よりも幸せにしたいと思った、たった一人の人間を。
全身の火傷のような痛みが消えていくと同時に世界が崩壊していく。
だが、これで良いんだ。
【 仮初で作られた、願いが叶う場所 】なんかよりも本当の自分のいるべき場所を思い出せたのだから。
そしてまたオレの意識は遠のいていった。
今度は、愛しい人の温もりを感じながら。
身体の内側から、力が湧き出るような感覚がする。不思議な感覚だ。
近くにあった石ころが何かに変わらないか願いながら触れてみた。
すると、その石ころは焼きたてのパンに変わっていた。
嗚呼、奇跡の、チカラ。
オレが望んでいたチカラ。これがあればより多くの人を救うことができる。
さて、まずは誰を救いに行こうか。
この街中でお腹を空かせたガキか、はたまた才能が日の目を浴びず貧しい中でも努力をする若人か。
今なら誰でも救える気がする。
だが、なんだこれは。
希望に満ち溢れているはずなのに、オレの中は奇跡のチカラで満ち溢れているはずなのに。
『なにかが、たりない』
ぽっかりと、そこだけ穴が空いたような、心の一番大事な部分に何かが足りていないような。
嗚呼、苦しい。クルシイ。助けてくれ。そうだ、これを埋めるには奇跡のチカラで人々を救えば良い。そうすれば、きっと__
"__ニエル……ナサニエル__!!"
どこからか、誰かがオレを呼ぶ声が響いた。
なぜオレの名前を知ってる。その声は、知らない。オレは知らない。誰だ。どこから呼んでいる。オレはこれから奇跡のチカラを使って……
"ナサニエル!!__、お願い__戻ってきて…"
戻るってどこにだ?オレがいるべき場所はここだ。他にな、ど……
「う、ぁ……あ……っ」
頭が、割れそうなほどに痛む。その声に呼応するように痛む。
同時に身体に火傷のような痛み。首元から左手にかけてピリピリと、焼け付くような痛みを感じた。
まるで頭痛に対抗しようとしているかのような。
二つの痛みに蝕まれて、その場に蹲る。
そして首元から左手にかけての痛みが全身に広がっていこうとしたその時だった。
"ナサニエル!!"
まるで天幕を突き破ってきたかのように誰かが空から腕を伸ばして、抱きしめてきた。
「……っ、ぁ……」
おもいだした。
誰よりも愛してやまない、誰よりも幸せにしたいと思った、たった一人の人間を。
全身の火傷のような痛みが消えていくと同時に世界が崩壊していく。
だが、これで良いんだ。
【
そしてまたオレの意識は遠のいていった。
今度は、愛しい人の温もりを感じながら。