在るべき場所
夢主ちゃんのお名前は?
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__オレは、無力だ__
望んでもいないのに勝手に天使に転生させられて、人々を救うための修行だとかいう名目でこの世界に降ろされて。
オレに与えられたのは、飛ぶことしかできない天使の少年の身体。
天使の見た目をしていても、奇跡など起こすことはできやしない。
奇跡を期待して懺悔に来る奴らを鼻で笑いつつも、オレも心のどこかで「奇跡を起こせるような力を持っていたなら」と思っていた。
今回だって。
仮想空間に取り込まれたあいつらを救い出すために自分に何かできないかって。勝手に飛び込んで、結果、オレも取り込まれて。
嗚呼、くそ。前世の、人と関わるのを拒んでいた自分だったらこんなことにはならなかったんだろう。だが……
『それでも、こんなオレでも、人を救う奇跡を起こせたなら』
そう願ったオレの脳内に。ピシリ、と。
何かが、殻を割って入り込んでくるようなそんな音が響いてオレの意識は徐々に遠のいていった。
遠のく意識の中で最後に思い浮かんだのは。
誰よりも守りたいと、誰よりも愛してやまない、オレのマスターであり恋人である来未の姿だった。
望んでもいないのに勝手に天使に転生させられて、人々を救うための修行だとかいう名目でこの世界に降ろされて。
オレに与えられたのは、飛ぶことしかできない天使の少年の身体。
天使の見た目をしていても、奇跡など起こすことはできやしない。
奇跡を期待して懺悔に来る奴らを鼻で笑いつつも、オレも心のどこかで「奇跡を起こせるような力を持っていたなら」と思っていた。
今回だって。
仮想空間に取り込まれたあいつらを救い出すために自分に何かできないかって。勝手に飛び込んで、結果、オレも取り込まれて。
嗚呼、くそ。前世の、人と関わるのを拒んでいた自分だったらこんなことにはならなかったんだろう。だが……
『それでも、こんなオレでも、人を救う奇跡を起こせたなら』
そう願ったオレの脳内に。ピシリ、と。
何かが、殻を割って入り込んでくるようなそんな音が響いてオレの意識は徐々に遠のいていった。
遠のく意識の中で最後に思い浮かんだのは。
誰よりも守りたいと、誰よりも愛してやまない、オレのマスターであり恋人である来未の姿だった。
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