~Maple tree~ VI-1
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「…す、すごい! レオンがいる…レオンがいる!! あっ、マチルダ見せて! マチルダ!」
彼が興奮気味にそう言うと、俺はマガジン抜き弾倉から弾を抜いたハンドガンを渡した。
「す、すげぇ…本物だぁ…!」
キラキラ目を輝かせる姿はフユキのようだった。
俺は彼からハンドガンを返してもらった後に立ち上がる。
「すまない、世話になった。俺は帰る」
「えー、泊まっていきなよー。それに、何処帰るの?」
ワタルは俺の言葉に唇を尖らせる。
「何処って…アメリカだ」
「…ああ、そっか。あのさ、言いにくいんだけどさ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はワタルのベッドに寝転がり、ワタルは床に布団を敷いてグースカイビキをかいていた。
五月蝿い。
俺は2時間前にワタルに言われた衝撃的事実を受け入れられなかった。
「レオンが知っているアメリカはないよ」
と。
2時間前。
ワタルは缶ビールを俺に渡してきた。第三のビールと呼ばれる低価格の発泡酒。正直言うと美味かった。
ノートパソコンでアメリカ合衆国を検索して見せてくれた。
あと現在の日付を知り驚愕した。
現在は、2016年2月14日、午前0時。
バレンタインデー。
あの最悪の日もバレンタインデーだった。
しかし、俺が過ごしたアメリカは2007年のアメリカだったはずだ。
ノートパソコンに表示されたアメリカ合衆国を説明したWikipediaによると現在のアメリカの大統領はバラク・オバマというアメリカ大統領初の黒人大統領だった。
俺は、HOFやテラセイブを検索した。
HOFは『閃光のPHOENIX』というテレビゲーム、アニメ、漫画、ライトノベルとしてリリースされた作品の主人公が属する組織の名前として検索結果が表示された。
主人公は、タチバナ・フユキと書かれていた。しかも、biohazardとコラボしており、ダウンロードコンテンツでbiohazardをフユキを使い操作出来るとされていた。
意味が分からない。
テラセイブを検索すると、『biohazard』というゲームに登場する架空の組織であるとされていた。
馬鹿な…。
そこで、ダメ元で実相寺楓を検索した。
すると、表示された注意喚起に驚いた。
18歳未満はお断りと。
意味が分からなかった。
俺は意を決して、アクセスした場所は可愛らしい女性キャラクター達を紹介したページだった。
その中に、見つけたのは現実の楓と見間違える程に可愛らしい楓だった。
「楓!?」
思わず、身を乗り出す俺にワタルは缶ビールを煽りながら覗いてきた。
「え? レオンもエロゲーやるの?」
エロゲーとはなんだ?
と思う中で、ワタルはクローゼットから取り出してきたA4サイズの箱を俺に見せてきた。
箱に映し出されたそれに驚愕した。そこには、楓が真ん中に立ち、周りに他の女性キャラクター達が囲うように配置れたイラストがあった。
「ど、どういう事なんだ…」
「…説明してくれるか? レオン…」
俺はワタルに今まであった話をひたすらにした。
すると、ワタルはコピー用紙とボールペンを持ってくると紙にサラサラと書いた。
「…レオンは、自分がいた世界では、楓ちゃんと恋人だったのか?」
「そうだ」
「このフユキも?」
「フユキは友人だ」
ワタルはフーンと言うと、腕を組んだ。
「まずな、俺の仮説を聞いてくれ」
ワタルの仮説はこうだった。
彼が興奮気味にそう言うと、俺はマガジン抜き弾倉から弾を抜いたハンドガンを渡した。
「す、すげぇ…本物だぁ…!」
キラキラ目を輝かせる姿はフユキのようだった。
俺は彼からハンドガンを返してもらった後に立ち上がる。
「すまない、世話になった。俺は帰る」
「えー、泊まっていきなよー。それに、何処帰るの?」
ワタルは俺の言葉に唇を尖らせる。
「何処って…アメリカだ」
「…ああ、そっか。あのさ、言いにくいんだけどさ…」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
俺はワタルのベッドに寝転がり、ワタルは床に布団を敷いてグースカイビキをかいていた。
五月蝿い。
俺は2時間前にワタルに言われた衝撃的事実を受け入れられなかった。
「レオンが知っているアメリカはないよ」
と。
2時間前。
ワタルは缶ビールを俺に渡してきた。第三のビールと呼ばれる低価格の発泡酒。正直言うと美味かった。
ノートパソコンでアメリカ合衆国を検索して見せてくれた。
あと現在の日付を知り驚愕した。
現在は、2016年2月14日、午前0時。
バレンタインデー。
あの最悪の日もバレンタインデーだった。
しかし、俺が過ごしたアメリカは2007年のアメリカだったはずだ。
ノートパソコンに表示されたアメリカ合衆国を説明したWikipediaによると現在のアメリカの大統領はバラク・オバマというアメリカ大統領初の黒人大統領だった。
俺は、HOFやテラセイブを検索した。
HOFは『閃光のPHOENIX』というテレビゲーム、アニメ、漫画、ライトノベルとしてリリースされた作品の主人公が属する組織の名前として検索結果が表示された。
主人公は、タチバナ・フユキと書かれていた。しかも、biohazardとコラボしており、ダウンロードコンテンツでbiohazardをフユキを使い操作出来るとされていた。
意味が分からない。
テラセイブを検索すると、『biohazard』というゲームに登場する架空の組織であるとされていた。
馬鹿な…。
そこで、ダメ元で実相寺楓を検索した。
すると、表示された注意喚起に驚いた。
18歳未満はお断りと。
意味が分からなかった。
俺は意を決して、アクセスした場所は可愛らしい女性キャラクター達を紹介したページだった。
その中に、見つけたのは現実の楓と見間違える程に可愛らしい楓だった。
「楓!?」
思わず、身を乗り出す俺にワタルは缶ビールを煽りながら覗いてきた。
「え? レオンもエロゲーやるの?」
エロゲーとはなんだ?
と思う中で、ワタルはクローゼットから取り出してきたA4サイズの箱を俺に見せてきた。
箱に映し出されたそれに驚愕した。そこには、楓が真ん中に立ち、周りに他の女性キャラクター達が囲うように配置れたイラストがあった。
「ど、どういう事なんだ…」
「…説明してくれるか? レオン…」
俺はワタルに今まであった話をひたすらにした。
すると、ワタルはコピー用紙とボールペンを持ってくると紙にサラサラと書いた。
「…レオンは、自分がいた世界では、楓ちゃんと恋人だったのか?」
「そうだ」
「このフユキも?」
「フユキは友人だ」
ワタルはフーンと言うと、腕を組んだ。
「まずな、俺の仮説を聞いてくれ」
ワタルの仮説はこうだった。