Maple tree ~Gentle time~XIX-2
あなたの名前を入れてね
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
私は、お昼にうどんを食べました。
このうどんを食べるきっかけになったのは、一昨日の事。
レオンさんとご近所のスーパーマーケットに来ました。以前の生活圏内にあった場所。
あのパンデミックで、このスーパーマーケットも大変な事になったのだと容易に分かりました。
不自然に真新しい建物、綺麗に舗装された駐車場。
そして、建物の横にある慰霊碑。
慰霊碑の横にはこの場所で亡くなった方を弔う為に大きな桜が植樹されていました。
花びらや落ち葉が駐車場に落ちているのを竹箒で掃いて集めている清掃員さん。
レオンさんと一緒にスーパーマーケットに入ります。
レオンさんのすごいのは、入店した瞬間にマダム達が色めき立つ程に美形であるという事でしょうか。
実は私はまだレオンさんと一緒にいるとドキドキします。
毎日、顔を見合わせていても、ドキドキしてしまい、レオンさんに発熱を疑われた事もあるくらいです。
一緒に店内をカートを押してまわります。私の買い物スタイルに合わせてくれているレオンさん。
生活費支給システムも相変わらず健在です。
私は今お仕事が出来ない状態で完全に専業主婦状態で、生活費など全てレオンさんが支払ってくれています。
レオンさんは「気にしないで」と言ってくれましたが。
「楓、俺が仕事で留守の間は好きな事をして過ごしてくれ」
レオンさんに前日の夜に言われました。
寝室である、和室に敷いた布団。ダブルの布団に対面で潜り込んでいる時に言われました。
私は十分な位に好きな事をしています。ピアノだって弾かしてくれますし、歌を唄っていても褒めてくれますし。
私がその時に複雑な表情をしていたのを見て、レオンさんは私に言いました。
「…言っただろう? 甘えさせるって…。楓、甘えていいんだよ」
彼の言葉を聞いた時、私は『甘える』ってどうやるのか分かりませんでした。
「…どうやって…」
私が声を漏らすと「こうやって」と言って、レオンさんが自分の左腕を布団に触れている側頭部と布団の間に入れてくれました。
腕枕をされました。
私はそういえば、昔パパにしてもらった事があります。レオンさんのような筋肉質な腕ではありませんでしたが。
ただ、温かいこの時間がホッと出来ました。
ホッとした瞬間、ポロリと涙が伝いました。
という事を思い出していると、レオンさんが私に話しかけて来ました。
場所はスーパーマーケットです。
「大丈夫か?」
私があまりにもボーっとしていたのを見たレオンさんにいつもの検温をされました。
「体調悪いのか?」
「…いいえ、大丈夫です」
「楓、日本では元気がない人が食べたりするといいものって何なんだ」
「…うどんかな?」
私がそう言うと、レオンさんは私からうどんについて説明をするように求められ、あれやこれやと彼に説明をしました。
このうどんを食べるきっかけになったのは、一昨日の事。
レオンさんとご近所のスーパーマーケットに来ました。以前の生活圏内にあった場所。
あのパンデミックで、このスーパーマーケットも大変な事になったのだと容易に分かりました。
不自然に真新しい建物、綺麗に舗装された駐車場。
そして、建物の横にある慰霊碑。
慰霊碑の横にはこの場所で亡くなった方を弔う為に大きな桜が植樹されていました。
花びらや落ち葉が駐車場に落ちているのを竹箒で掃いて集めている清掃員さん。
レオンさんと一緒にスーパーマーケットに入ります。
レオンさんのすごいのは、入店した瞬間にマダム達が色めき立つ程に美形であるという事でしょうか。
実は私はまだレオンさんと一緒にいるとドキドキします。
毎日、顔を見合わせていても、ドキドキしてしまい、レオンさんに発熱を疑われた事もあるくらいです。
一緒に店内をカートを押してまわります。私の買い物スタイルに合わせてくれているレオンさん。
生活費支給システムも相変わらず健在です。
私は今お仕事が出来ない状態で完全に専業主婦状態で、生活費など全てレオンさんが支払ってくれています。
レオンさんは「気にしないで」と言ってくれましたが。
「楓、俺が仕事で留守の間は好きな事をして過ごしてくれ」
レオンさんに前日の夜に言われました。
寝室である、和室に敷いた布団。ダブルの布団に対面で潜り込んでいる時に言われました。
私は十分な位に好きな事をしています。ピアノだって弾かしてくれますし、歌を唄っていても褒めてくれますし。
私がその時に複雑な表情をしていたのを見て、レオンさんは私に言いました。
「…言っただろう? 甘えさせるって…。楓、甘えていいんだよ」
彼の言葉を聞いた時、私は『甘える』ってどうやるのか分かりませんでした。
「…どうやって…」
私が声を漏らすと「こうやって」と言って、レオンさんが自分の左腕を布団に触れている側頭部と布団の間に入れてくれました。
腕枕をされました。
私はそういえば、昔パパにしてもらった事があります。レオンさんのような筋肉質な腕ではありませんでしたが。
ただ、温かいこの時間がホッと出来ました。
ホッとした瞬間、ポロリと涙が伝いました。
という事を思い出していると、レオンさんが私に話しかけて来ました。
場所はスーパーマーケットです。
「大丈夫か?」
私があまりにもボーっとしていたのを見たレオンさんにいつもの検温をされました。
「体調悪いのか?」
「…いいえ、大丈夫です」
「楓、日本では元気がない人が食べたりするといいものって何なんだ」
「…うどんかな?」
私がそう言うと、レオンさんは私からうどんについて説明をするように求められ、あれやこれやと彼に説明をしました。