Maple tree ~Gentle time~XIX-2
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フユキと共にやって来たのは真新しいオフィスだった。何もかもが、新しく新品の独特の匂いがした。
フユキがオフィスに現れると談笑をしていた若い奴らが一斉に振り向く。
フユキの登場に場が締まるのが分かる。
「おはようございます」
フユキに自ら率先して挨拶をする彼らにアメリカにはない何かを感じた。
フユキが俺を紹介してくれたのだが、てっきりフユキの下で働くものだと思っていたのだがなんと言われた言葉に驚いた。
俺が連れてこられた場所はなんと俺が主導権を握るオフィス。
つまりは…。
「課長と…」
「そうそう、俺も今日から日本支部の機動一課の課長だし、レオンも今日から機動二課の課長! そして、この子達はみんなレオンの部下」
なんと。
1日にして、部下を5人持ってしまった。
アメリカのDSOにも後輩や同期だが、俺が指揮するチームの部下達がいる。
凄いことになった。
いきなり、出来た5人の部下。
男性が4人、女性が1人。
全員が個別で挨拶をしてきた。男性陣が終わり、無難に終わると最後に女性が俺の前に立った。
「課長! 初めまして、イトウ・ユウキです!
実は、課長に憧れて、HOFに就職しました! よろしくお願いします」
ユウキの突然の告白に疑問にも思う。
俺は日本で有名人なのだろうか? と。
ユウキは日本人らしい背丈、小柄で、可憐な印象だ。
フユキがそれについて補足説明をしてくれた。
以前、日本で起きたパンデミックの収束の手伝いという事でフユキと共に日本に派遣されてから、俺やフユキは有名人になったのだ。
アメリカから来たナイスガイ達が日本各地で起きたパンデミックの避難場所の感染者を倒していく様がアベンジャーズさながらだったと。
だからこそのユウキの言葉。
「課長…」
「ま、そう言う事だから、レオン! 俺、オフィス戻るわ! またな!」
フユキは、そう言い残すとそそくさと立ち去っていく。ユウキをふと見ると顔を赤ながら、もじもじとしてきた。何の合図かはわからないが。
すると、ユウキが急に俺の左手首を掴んだ。
「課長、ご結婚されているんですか?」
思わず、目を見開いてしまった。
左手の薬指にあるティファニーの指環。
「…そうだ」
俺は振り払う訳にもいかず、そっと手を離させる。
「へー、課長と結婚されているなんて…、その方は幸せ者ですね」
フユキがオフィスに現れると談笑をしていた若い奴らが一斉に振り向く。
フユキの登場に場が締まるのが分かる。
「おはようございます」
フユキに自ら率先して挨拶をする彼らにアメリカにはない何かを感じた。
フユキが俺を紹介してくれたのだが、てっきりフユキの下で働くものだと思っていたのだがなんと言われた言葉に驚いた。
俺が連れてこられた場所はなんと俺が主導権を握るオフィス。
つまりは…。
「課長と…」
「そうそう、俺も今日から日本支部の機動一課の課長だし、レオンも今日から機動二課の課長! そして、この子達はみんなレオンの部下」
なんと。
1日にして、部下を5人持ってしまった。
アメリカのDSOにも後輩や同期だが、俺が指揮するチームの部下達がいる。
凄いことになった。
いきなり、出来た5人の部下。
男性が4人、女性が1人。
全員が個別で挨拶をしてきた。男性陣が終わり、無難に終わると最後に女性が俺の前に立った。
「課長! 初めまして、イトウ・ユウキです!
実は、課長に憧れて、HOFに就職しました! よろしくお願いします」
ユウキの突然の告白に疑問にも思う。
俺は日本で有名人なのだろうか? と。
ユウキは日本人らしい背丈、小柄で、可憐な印象だ。
フユキがそれについて補足説明をしてくれた。
以前、日本で起きたパンデミックの収束の手伝いという事でフユキと共に日本に派遣されてから、俺やフユキは有名人になったのだ。
アメリカから来たナイスガイ達が日本各地で起きたパンデミックの避難場所の感染者を倒していく様がアベンジャーズさながらだったと。
だからこそのユウキの言葉。
「課長…」
「ま、そう言う事だから、レオン! 俺、オフィス戻るわ! またな!」
フユキは、そう言い残すとそそくさと立ち去っていく。ユウキをふと見ると顔を赤ながら、もじもじとしてきた。何の合図かはわからないが。
すると、ユウキが急に俺の左手首を掴んだ。
「課長、ご結婚されているんですか?」
思わず、目を見開いてしまった。
左手の薬指にあるティファニーの指環。
「…そうだ」
俺は振り払う訳にもいかず、そっと手を離させる。
「へー、課長と結婚されているなんて…、その方は幸せ者ですね」