エピローグのその先で

記憶の消去がうまくいって無かった元メビウス一般生徒の二代目部長

事あるごとに初代のことを思い返しては自分と比べてネガティヴになってる。もちろん二代目も充分がんばってるけど本人は自分は相応しくないと思っている。

自身の能力は低いのに完璧を求めてしまうギャップに苦しんでいた。なんとかやり切ろうとしても時間が足りず、周囲の人間が簡単に合格点を出して先に進んでいくのに焦りと悔しさを抱えて生きていた。
そんな時にメビウスへと招かれて、なに不自由なくこなせる完璧な学生生活を享受していた。が、帰宅部の帰還とともに二代目も現実へと帰還。その際にメビウスの記憶も持ち帰ってしまい鬱屈としたまま半引きこもりのような生活を続けていた。

その後悔を認められてリドゥへと招かれてしまう。


「俺は小鳩が羨ましい。」の一言で小鳩に本気でぶん殴られる所から始まる、メビウス記憶消去失敗二代目部長のキャラエピ(概念)物語。

病院あたりで二代目のストレス値の限界が来てて、休みの日に小鳩と楽しく出歩いてたのにぽろっと口からこぼしてしまった。もちろん小鳩の逆鱗に近いだろうから普通にマジのキレをする。そりゃそう。

二代目は過去を聞いた時から本気で小鳩のことを羨ましく思っていた。それまではリドゥで楽しくやってたい人か〜わかるなぁ、くらいに思ってたから自分と同じ立場でありながら辛い事を忘れられていたという事に嫉妬していた。それと同時に小鳩先輩の自分の感情や考えをきちんと表に出せるところを尊敬している。周囲に遠慮して譲ってばかりで居たら、いつの間にか自分がどうしたいかを考えられなくなっていたため。

小鳩先輩にとっては割と特別な方のかわいい後輩枠だった。歳近いんだろうなって話題のチョイスとか、大勢でいる時は盛り上げて楽しむけど、2人きりだと物静かで落ち着いてるとことかが好みだった。
割と気を許していた(キャラスト踏込済)なのもあって、素に近い2人での時に言われたのもあって余計に裏切られたと思ってしまった。
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