このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

深夜隊

飛龍は、ふう……とため息をついた。
「……どう?美味しい?」
飛龍の作った玉子焼きを口にした赤城は、満足そうに首を縦に振った。
「充分美味しいですよ。やっぱり、飛龍の料理は最高ですね」
赤城は飛龍を抱き締める。
「……これなら、他のみんなに出しても大丈夫かしら?」
飛龍は、恐る恐る赤城に聞いてみた。
「もちろん、自信を持って下さい」
「……翔鶴や瑞鶴も、喜んでくれるかしら……?あの子たち、玉子焼きを食べたいらしくて……。こんな広告まで出してるのよ?」
飛龍は、『女の子募集!』と書いてある貼り紙を赤城に見せる。
「……で、玉子焼きを作れるのが条件なんですね……。“卵焼き”って、文字が思い切り間違ってますが……まぁ、それは許しましょう」
「――そういうこと。でも、まず無理でしょう?」
「確かに」
赤城は即答する。
その反応に、飛龍と赤城は面白そうに笑う。
「さて、みんなの分を作らないと!」
「手伝いますよ、飛龍」
飛龍と赤城は、一緒に玉子焼きを作り始めた……。

――そして、昼食の時。
「いただきま――す!!」
長門、大和、榛名、霧島、翔鶴、瑞鶴、零、九九、九七は手を合わせた。
しばらくすると、
「あのー……」
飛龍が申し訳なさそうに部屋に入ってきた。
「あれ、どうしたべ飛龍さん?」
翔鶴が飛龍の方を向く。
「これ……食べてくれませんか?」
飛龍は、素早くテーブルの上に重箱を置いた。
「ん……何やこれ?」
榛名は不審げに重箱を開けた。
「こっ……これは……!!」
「飛龍が作ったのか??」
長門と霧島は、驚いた様子で飛龍を見る。
「あ……赤城程は上手くないけれど……」
飛龍がそう言っている時には、既に皆は歓声を上げていた。
「よっしゃぁぁぁぁ!!玉子焼きぃぃぃぃ!!」
九九が箸を伸ばした瞬間、壮絶な玉子焼き争奪戦が始まった。
「あっ、こら榛名!!私のを取るんじゃないっ!!」
「何言うてんねん!お前が、俺のを取ったんやないか!」
「あっ、瑞鶴の口に入ってるじゃん!!」
「くっ……!幸運艦とは、かくや……!」
飛龍が唖然としていると、
「――飛龍さん、今度は是非手料理を。きっと、神棚に祀られますから」
大和は、優しく微笑みながら華麗に残っていた玉子焼きを食べる。
「え……ええ……」
飛龍は、苦笑いしながらその場を後にした……。

******

飛龍が部屋に戻ると、赤城がちらし寿司を作っていた。
「おかえりなさい、飛龍」
「赤城……」
「――作っておきましたよ、お腹すいてるでしょう?」
「ありがとう、赤城」
飛龍は、そのまま席に着く。
そして、彼の後ろ姿をじっと見つめた。
「どうかしましたか?」
「いいえ、別に何も……ただ、割烹着似合ってるわね……ってだけよ」
「僕にエプロンは合いませんからね……和食担当です」
「逆に、私に割烹着は似合わないのよね……だから、洋食担当」
飛龍は、明日はオムライスにするわね、と赤城に言った。
「それは楽しみですね、さあ……できましたよ」
「美味しそう!!ありがとう、赤城」
赤城は、嬉しそうに笑ってから飛龍とキスをする。
「――食べましょうか」
2人は、仲良くちらし寿司を食べ始めた……。

>>>>>>>>>>>>>

衝動のままに書きました……。
すみませんでした……。
3/4ページ
スキ