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メモ程度のなにか


「おねーちゃん。はい!」
有人くんは笑顔で小さな雪だるまを差し出した。
「ありがとう」
笑顔で受け取ると小さな彼氏は喜んだ。そんな彼女の意味もわからない彼氏。おねーちゃんと呼ばれることにはなれた。
「どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ」
「ゆーとのこと 嫌いならないで」
悲しそうな目で見上げてくる有人。
「ならないよ。有人のこと大好きだから」
抱きしめたら「良かったぁ!」と一気に笑顔満開になった。
「じゃあ一緒に年越し!」
「だめー有人は寝なきゃだめ!」
「えー」
「代わりに一緒に寝てあげるから」
来年も有人に振り回されそうです。

おわり


(13/12/31)
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