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※たぶん龍イリ前提のアリイリ


 急にイリヤを壊したくなって、強く抱きしめた。
「アリババくん……苦しい」
「好き」
 無視して唇を塞ぐ。
「ん……」
 苦しそうなイリヤが可愛い。
「今日のアリババへん……」
「そう?」
 自分でもそう思う。でも止められないんだ。
「イリヤ、俺のこと好き?」
「う、うん」
 嘘だ。俺にはわかる。それでもいい。
「ねぇ、ちょっと上向いて」
「えっ」
 イリヤが素直に従う。
 だから、首元に吸い付いた。
 俺の暴走は止まらない。気付いたら次の行動を起こしてる。
「いたっ」
「キスマーク付いてるイリヤも可愛いよ」
 イリヤはなんでも可愛い。
「――……」
 あぁ、イリヤが泣き出してしまった。やっと見れた。これがほんとのイリヤ。

「嘘。」

 俺の行為これもイリヤの気持ちも。
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