このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

イリヤ詰め合わせ

【×アリババ】


①素直になれなくて
「アリババ……」
 すれ違ったときつい口にしてしまった。今は話したくなかったのに。
 泣いたあとで目が腫れてるから。
「どうしたイリヤ?」
「なんでもない」
「そっか」
「いきなり呼びかけたりしてごめん。俺は大丈夫だから行くな」
 歩きかけたときだった。
「置いてかないで」
 アリババに腕をつかまれた。
「あ、いや。悪い」
「泣きそうで呼び止めたのは俺だったのに、どうしてアリババが泣きそうなんだ?」
「……お前のルフがそう言ってた。なんてな。どう? かっこいいだろ?」
「ばか」
 ルフなんて見えないくせに。
「なんか言った?」
「別に」
 ありがとう、アリババ。
 ごめんね、素直になれなくて――。


②ブッキング
 ババと白龍の約束ブッキングでババ選んだイリヤ。
「あいつはいいのかよ」
「白龍のことはもういい。白龍に俺の気持ちは届かない」
「本気でそー思ってんのかよ!」
「えっ」
「お前のあいつに対する気持ちはそんなじゃないだろ?」
「アリババ……」
 ずっとそばにいたんだわかるよ。
「行ってこい――イリヤ」


③ブッキング★現パロver
「この前行きたいって言ってた映画行く?」
 って白龍に誘われてイリヤは行く約束した。
「大事な話あるんだ」
 そのあとイリヤがアリババにそう言われて指定された日が白龍と映画に行く日だった。
 迷った。けど、叶わない恋より想ってくれてるアリババの方がいいと断らずOKした。
 アリババはわざと約束かぶせたのに、当日イリヤを白龍の元へ行かせてしまう。


④部活動。現パロ
※アリババサッカー部。人気なのは他の部員。
※アリイリというよりアリモル。
女の子「アリババ先輩、あのっこれ」
ババ「ありがと」
女の子「か、かっこよかったです」
ババ「えっあ、ほんと?」
イリヤ「アリババ?顔赤いけど」
ババ「なんでもねーよ。ありがとな」
 女の子の頭ポンポンして走り去る。
 一部始終見てたモルジアナ。
モル「アリババさんってああいう子がタイプなんですか」
ババ「別にそんなんじゃ」
モル「わたしも髪短くしようかな」
ババ「モルジアナはそのままが一番可愛いと思うけど」
モル「……!///」
白龍「モルさんってどうして美術部なんですか?」
モル「えっと、その……サッカー部が見えるから……」
白龍「えっ?」
アラ「アリババくんが見えるからだよね!」
モル「ちょっと!!///」
白龍「そうですよね……」


⑤アリイリ白モルアラでばば抜き。
アラ「 あー! 今アリババくんイリヤお兄さんにババ引かせないようにした」
アリ「してねーよ」
白龍「アリババ殿ずるはなしですよ」
アリ「なんでわざわざそんなことするんだよ」モル「ババのくせに……(ボソッ)」
イリ「っていうかアリババ持ってるの? ジョーカー」
アリ「も、持ってねーし」
アラ「僕から引いたじゃん」
アリ「ばかっ」
白龍「モルジアナ殿がアリババ殿とババをかけたのにスルーですか」
モル「は、恥ずかしいから拾わないで下さい」白龍「あっすみません」
イリ「ラブラブ……」
アリ「……気にすんなよ」
アラ「ん?」
アリ「さ、続けようぜ」



アリ「ふざけんなよっ……くそっ……!」
アラ「アリババくん……?」
アリ「悪い」
 部屋から出ていく。乱暴にドアを閉める。
アリ「……」
イリ「どうしっ……」
 壁ドン。
アリ「俺はイリヤを守りたいんだ。悲しませたくないんだよッ……!」
イリ「 白龍のことなら大丈夫。慣れてるから」



 イリヤを失う夢を見た。目の前でイリヤが……怖くてどうしていいかわからなくて、俺は駆け出した。
「ハァハァ」
「あ、アリババ」
「……」
「ん?」
 扉を開けた先、俺の心配をよそにいつものように笑っているイリヤがいた。


⑧診断メーカー見て。
「すき、きらい、すき」とか言いながら花びらをちぎってるアリババが考えてるのはあのイリヤのはなしたくないと思えるくちびるである。キス出来たら死にそうなくらい幸せなんだろうなーなんて考えてるときが一番幸せだということを彼は知らない。切ない恋のお話。


⑨無自覚変態
イリ「アリババそんなにモテたいのか?」
ババ「もちろん」
イリ「じゃあ筋肉だな。ちょっと見せて見ろよ」
ババ「は?」
3/4ページ