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Amaryllis
「お待たせ……って何を見てるノ」
レッスン終わり、図書館で待つ君の元へ。
「夏目くんの載った雑誌だけど」
そんな君の手には僕のグラビア。
「何デ」
「この夏目くん綺麗だなって思って。このお花がいい感じにしてくれてる」
本人の前で雑誌を広げてにこにこしている。なんて鬼畜な。
「褒めてくれるのは嬉しいけド、恥ずかしいからやめてくれないかナ」
「えーっ。これなんていうお花なの?」
「ネェ、聞いてタ?」
相変わらず容赦ない。いつも君のペース。
「これはアマリリスだヨ」
「あ、聞いたことはある! 夏目くんに似合ってるね!」
「ありがとウ……もういいでショ、行くヨ」
恥ずかしくて死にそうだからとりあえずお礼を告げて雑誌を閉じる。
「ふふっ、顔真っ赤でアマリリスそっくりだね」
僕のことはお構いなしに、君は無邪気に笑うのだった。
*
「そう言えばなんだけド」
帰り道、あることを思い出して話を変える。
「うん」
「あの撮影の時オンシジュームって花もあったんだけド、それが君っぽいって思ったんだよネ」
あの撮影現場にはたくさんの花が用意されていた。その中から僕にはアマリリスが選ばれた。
「どんなお花? 色が私っぽかったとか?」
「そうだネ、綺麗な黄色でよく笑う感じも似てタ」
たまたま気になったその花がぴったりだと思ったのはそれだけじゃない。
「も? あとは何が似てたの?」
「ナイショ。調べて見てヨ」
恥ずかしいから言わないけど、花言葉を聞いて似合うなって思ったんだ。
「えー教えてくれないの」
不服そうな姿もかわいいね。
やっぱり可憐な君にぴったりだ。
(18/08/21)
19/10/12追加修正
「お待たせ……って何を見てるノ」
レッスン終わり、図書館で待つ君の元へ。
「夏目くんの載った雑誌だけど」
そんな君の手には僕のグラビア。
「何デ」
「この夏目くん綺麗だなって思って。このお花がいい感じにしてくれてる」
本人の前で雑誌を広げてにこにこしている。なんて鬼畜な。
「褒めてくれるのは嬉しいけド、恥ずかしいからやめてくれないかナ」
「えーっ。これなんていうお花なの?」
「ネェ、聞いてタ?」
相変わらず容赦ない。いつも君のペース。
「これはアマリリスだヨ」
「あ、聞いたことはある! 夏目くんに似合ってるね!」
「ありがとウ……もういいでショ、行くヨ」
恥ずかしくて死にそうだからとりあえずお礼を告げて雑誌を閉じる。
「ふふっ、顔真っ赤でアマリリスそっくりだね」
僕のことはお構いなしに、君は無邪気に笑うのだった。
*
「そう言えばなんだけド」
帰り道、あることを思い出して話を変える。
「うん」
「あの撮影の時オンシジュームって花もあったんだけド、それが君っぽいって思ったんだよネ」
あの撮影現場にはたくさんの花が用意されていた。その中から僕にはアマリリスが選ばれた。
「どんなお花? 色が私っぽかったとか?」
「そうだネ、綺麗な黄色でよく笑う感じも似てタ」
たまたま気になったその花がぴったりだと思ったのはそれだけじゃない。
「も? あとは何が似てたの?」
「ナイショ。調べて見てヨ」
恥ずかしいから言わないけど、花言葉を聞いて似合うなって思ったんだ。
「えー教えてくれないの」
不服そうな姿もかわいいね。
やっぱり可憐な君にぴったりだ。
(18/08/21)
19/10/12追加修正