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握手会(もしもSwitchのCDリリースイベントがあったら…という話)
「お時間でーす」
前の人の終わりの合図が聞こえてくる。ついに自分の番だ。
「次の方どうぞ」
スタッフの案内でブースに入るとそこにはとても驚いている夏目くんがいました。
「こんにちは」
何食わぬ顔して挨拶する。今日はただの夏目くんのファン。
「え、ちょっと、なんでいるの」
そう言いながら私の出した手を夏目くんは握ってくれる。
「CDを買って握手券をもらったから?」
「そうなんだけど、そうじゃなくて」
めちゃくちゃ夏目くん動揺してる。
「んーと、夏目くんが好きだからかな」
「……っ!」
「かわいい」
顔を真っ赤にする夏目くん。これじゃどっちがアイドルかわからないよ。
「えっと、どこで見てたの?」
「後ろの方でこっそり。夏目くん驚かせたくて」
「はい、お時間です」
「じゃ……」
時間が来たからバイバイしようとしたらギュッと手を握られた。
「ボクの方が好きだから」
そしてアイドル夏目くんに魔法かけられました。
後日談。
「もうびっくりさせないでくれるかな。なんでわざわざ握手会にまで来たの」
「驚く夏目くん見たかったから。行けないと思ってたリリースイベント急遽行けるようになったしこれはいい機会だなーと思って」
「はぁ〜」
「そうだ、私も言いたいことあるよ! いつも言ってくれないこと言うのずるくない? アイドルとして言ってるのか本心なのかわからなかったんですけど」
「本心だよ」
「じゃあもう一回言って」
「それはダメ」
「なんで?」
「恥ずかしいから」
(18/03/20)
試作コピ本「夏目くんと恋のまほう」特典ペーパーより
「お時間でーす」
前の人の終わりの合図が聞こえてくる。ついに自分の番だ。
「次の方どうぞ」
スタッフの案内でブースに入るとそこにはとても驚いている夏目くんがいました。
「こんにちは」
何食わぬ顔して挨拶する。今日はただの夏目くんのファン。
「え、ちょっと、なんでいるの」
そう言いながら私の出した手を夏目くんは握ってくれる。
「CDを買って握手券をもらったから?」
「そうなんだけど、そうじゃなくて」
めちゃくちゃ夏目くん動揺してる。
「んーと、夏目くんが好きだからかな」
「……っ!」
「かわいい」
顔を真っ赤にする夏目くん。これじゃどっちがアイドルかわからないよ。
「えっと、どこで見てたの?」
「後ろの方でこっそり。夏目くん驚かせたくて」
「はい、お時間です」
「じゃ……」
時間が来たからバイバイしようとしたらギュッと手を握られた。
「ボクの方が好きだから」
そしてアイドル夏目くんに魔法かけられました。
後日談。
「もうびっくりさせないでくれるかな。なんでわざわざ握手会にまで来たの」
「驚く夏目くん見たかったから。行けないと思ってたリリースイベント急遽行けるようになったしこれはいい機会だなーと思って」
「はぁ〜」
「そうだ、私も言いたいことあるよ! いつも言ってくれないこと言うのずるくない? アイドルとして言ってるのか本心なのかわからなかったんですけど」
「本心だよ」
「じゃあもう一回言って」
「それはダメ」
「なんで?」
「恥ずかしいから」
(18/03/20)
試作コピ本「夏目くんと恋のまほう」特典ペーパーより