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英智くんといっしょ
「先輩仕事してください」
「えー名前で呼んでよ」
「嫌です。蓮巳先輩戻ってくるかもしれないじゃないですか」
少し前、蓮巳先輩は先生に呼び出されて出て行った。
なので今、生徒会室には私と先輩こと英智くんしかいない。二人きりだから名前で呼んでほしいんだろうけど、バレたくないのでどんな状況でも学校では英智くんって呼ばないようにしている。
ちなみに、今日衣更くんはTrickstarでの練習があって、桃李くんは伏見くんに『今日こそは逃しませんよ!』とどこかに連行されて生徒会室には来てない。
「つまらないね」
なんて言う英智くんは子どもみたいだなあと思う。そこがかわいいところでもあるんだけど。
「今は仕事中なので当たり前です! 今日は三人なんですよ? それが今は二人。ちゃんとやってないと蓮巳先輩に怒られます」
「彼は副会長、僕が生徒会長だよ?」
「権力の問題じゃないです。さっさとやりますよ」
「仕方ないね」
と折れて大人しくなった英智くん。しばらく無言の時間が……。
「ばーん!」
「えっはっ?」
そう、無言の時間なんて続くわけなかった。
「ねえ、撃たれたら倒れてよ」
英智くんはいつも唐突だ。
「待って、私関西人じゃない。それ昨日のテレビ…」
「関西人とか関係ないと僕は思うんだけど。じゃあいくよ、ばきゅんっ!」
「うぅ……っていうかそれ蓮巳先輩では? 怒られない?」
「大丈夫、ここには君と僕二人しかいないからね」
そう言って彼はいたずらっぽく笑ったのだけれど、実は蓮巳先輩私たちのイチャイチャのせいで生徒会室に入れなくて部屋の前で全部聞いてたんだって……え、でどうなったかって? それは秘密。
(20/11/13)
一言メモ:桃李だけ苗字じゃないのは「桃李って呼んでくれなきゃ仕事しない!」と駄々をこねられたからです。英智もかわいい桃李だから仕方ないと思って許しています。
「先輩仕事してください」
「えー名前で呼んでよ」
「嫌です。蓮巳先輩戻ってくるかもしれないじゃないですか」
少し前、蓮巳先輩は先生に呼び出されて出て行った。
なので今、生徒会室には私と先輩こと英智くんしかいない。二人きりだから名前で呼んでほしいんだろうけど、バレたくないのでどんな状況でも学校では英智くんって呼ばないようにしている。
ちなみに、今日衣更くんはTrickstarでの練習があって、桃李くんは伏見くんに『今日こそは逃しませんよ!』とどこかに連行されて生徒会室には来てない。
「つまらないね」
なんて言う英智くんは子どもみたいだなあと思う。そこがかわいいところでもあるんだけど。
「今は仕事中なので当たり前です! 今日は三人なんですよ? それが今は二人。ちゃんとやってないと蓮巳先輩に怒られます」
「彼は副会長、僕が生徒会長だよ?」
「権力の問題じゃないです。さっさとやりますよ」
「仕方ないね」
と折れて大人しくなった英智くん。しばらく無言の時間が……。
「ばーん!」
「えっはっ?」
そう、無言の時間なんて続くわけなかった。
「ねえ、撃たれたら倒れてよ」
英智くんはいつも唐突だ。
「待って、私関西人じゃない。それ昨日のテレビ…」
「関西人とか関係ないと僕は思うんだけど。じゃあいくよ、ばきゅんっ!」
「うぅ……っていうかそれ蓮巳先輩では? 怒られない?」
「大丈夫、ここには君と僕二人しかいないからね」
そう言って彼はいたずらっぽく笑ったのだけれど、実は蓮巳先輩私たちのイチャイチャのせいで生徒会室に入れなくて部屋の前で全部聞いてたんだって……え、でどうなったかって? それは秘密。
(20/11/13)
一言メモ:桃李だけ苗字じゃないのは「桃李って呼んでくれなきゃ仕事しない!」と駄々をこねられたからです。英智もかわいい桃李だから仕方ないと思って許しています。