強く、
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遥「ハナはさ、俺達を信頼しすぎなんだよ」
『な、なに言って、だって私達は…』
遥「ポケモンとトレーナー、でしょ?
確かに俺達はハナのポケモンだよ
でもさ、それ以前に男と女なんだよ」
遥希は片手で私の両手首を掴んだ
遥「こんな風に捕まえられたら逃げられないよね?
ほら、力入れてみなよ」
グッと力を入れてみるがびくともしなかった
遥希も普段可愛いけど、やっぱり男の子なんだ
遥「ね?分かったでしょ?」
『う、うん
でも、そんな亜嵐と瑠加は私の嫌がることなんてしないと思うし…』
遥「はぁ、そういうのが信頼しすぎなんだよ
いい?男ってゆーのは狼なんだよ?
好きな子がずっと側にいれば堪えられなくなるし、無防備な姿を見てると襲いたくなる
目の前に熟したイチゴがあれば誰だっててを伸ばすでしょ?
理性をなくした狼はさ、相手を襲うことしか頭にないんだよ」
遥希はそう言いながら私の頬をするすると撫でる
遥「それに嫌がる所を見て余計に興奮する奴もいるし
そいつらにとってはイチゴに練乳もトッピングされてんだよ?」
『なっ///』
遥「それに、ハナは“亜嵐と瑠加は”って言ってたけどさ…」
遥希は耳元でこう囁いた
遥「俺もだーいすきなんだよね、ハナのこと」
ポポポッと顔が赤くなるのが自分でもわかった
遥「顔真っ赤、かわいい~」
『い、言わないでよぉ』
遥「ごめんごめんって、起きれる?」
遥希は状態を起こすと、手を差しのべてくれた
温もりが離れ、少し寂しくなった
『う、うん』
遥「ハナもう出れる?
ほら、あんまり遅いとボク怒られちゃうからさ」
遥希はいつものように振る舞いながらも、顔はほんの少しだけ赤かった
『あ、う、うん
…あの、遥希』
遥「なんでキスしないのかって?」
『え、あ、うん』
遥「ハナさ、前にキスは好きな人とするものだって言ってたでしょ?
ボクからすればハナは好きな人だけど、ハナからすれば、まだボクは‘好きな人’じゃない
だから今はまだしないよ」
『遥希…』
遥「何?したくなっちゃった?
ハナが望むなら何時でもしてあげるけど」
『なっ、もう、からかわないで!』
遥「ほらいくよ、俺の理性が効いてるうちに」ボソッ
遥希の囁きにまた私は顔を赤くし、急いで支度をした
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