強く、
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ーハナsideー
触れていた私と瑠加の唇が離れる
『…ぇ?』
え、え?今、何が起きたの?
瑠「柔らかい…思ってたよりも
…ねぇ、ハナもう一回していい?」
そう言った瑠加の顔は、いつものフワフワしたものではなく、れっきとした“男の顔”だった
『る、瑠加何言って///』
瑠「顔赤い…」
『なっ、い、言わないでっ///』
瑠「…もう一回」
『る、瑠加、ストップ!』
再び近づいてきた瑠加の唇を手のひらでブロックする
瑠「っ、ごっ、ごめん…」
瑠加がハッと我にかえり、顔を青くする
瑠「嫌…だったよね、ほんとにごめん…」
『あ、いや、その、嫌とかじゃなくて、』
瑠「っ、ほ、本当にごめん
…き、嫌いにならないで」
瑠加の大きな目には涙の膜が張っていた
『そ、そんなっ!嫌いになったりしない!
ちょ、ちょっとビックリしちゃって、その、』
瑠「でも…嫌だったでしょ…?」
『いや、その、あの、ビックリはしたけど…その、、何でか分かんないけど、嫌とかは……思わなかった、何でか分かんないけど…』
何故かは分からないが、嫌ではなかった
…亜嵐の時もそうだった
瑠「、ほんとに?」
『う、うん、ほんと!』
瑠「よ、良かった…」
『…ふふっ、ふふふっ』
瑠「…ハナ?」
『いや、なんか、さっきと立場が逆だなって』
瑠「!…ほんとだ」
『…あ、その、さっきの返事…』
瑠「返事?」
『そ、その、好きって…』
瑠「!えっと…それは、ただ伝えたかっただけで、今すぐハナとどうこうなりたいってわけじゃなくて…
そ、その、返事とかは…いらない」
『そ、そっか』
そのあと、私達はお互いに微笑みあった
『……行こっか』
私達は再びフウジョタウンに向かい始めた