想い
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ヤヤコマたちの囀ずる朝…
どこぞの高級ホテル並の客室で一晩休んだ亜嵐、遥希、瑠華、和輝は朝の支度をしていた
和「ん~、こんな寝心地の良いベッド、俺初めてだよ、あー、まだ寝てたい
てか、二日酔いしんどい、あー、頭ガンガンする」
深夜まで女性の相手をしていた和輝は、ベッドにダイブし、枕に抱きつく
亜「ったく、早く支度しろよ
何かここ居心地悪りぃから早いとこ離れたいんだよ」
和「えー、俺はとびっきり心地よかったけど」
遥「俺は亜嵐と同感、みんな表面だけの関わりって感じ?白々しいってゆーか、気持ち悪い
…ねぇ、ちゃんと空気抜いてよ
圧縮袋の意味分かってる?」
瑠「………圧縮する袋」
遥「そーじゃねぇよ、何で圧縮袋を使ってんのかって話だよ」
瑠「……ペチャンコにするため」
遥「んなら、空気入ったままでどーやってペチャンコにするんだよ
そ、そーやって空気抜くの、分かった?」
瑠「………」コクン
和「…やっぱり何だかんだ言ってハルちゃんってるーちゃんのこと好きだよね」コソッ
亜「まぁ、あー見えて面倒見は良いやつだからな」コソッ
遥「あ゛??」
遥希が二人に突っかかろうとしたその時、
ーハナsideー
ガチャ
『皆おはよう!!起きて起きて!』
和「ハナちゃん、朝から元気だねぇ…少しボリューム下げてくれるかな」
亜「うるせーよ、起きてっから静かにしろ」
瑠「おは((遥「ハナおはよう!
昨日は全然喋れなかったからボクとぉーっても寂しかったんだよ?」
遥希はいかにも‘きゅるるん’という効果音が着きそうな調子で言った
は?かっっっっわ
『遥希ぃぃぃ、私も寂しかったよぉぉおお、瑠加もおはよ!もう!!二人とも可愛いなぁ』ヨシヨシ
和「何という移り身の速さ」
亜「流石遥希、プロだな」
遥「………」ニコッ
亜 和「…………」
コンコンコン
蒼「失礼します…あら皆さん起きていらっしゃったんですね、お早う御座います」
伊「おはよう、和輝はまだ寝てた方がいいんじゃないか?まだ時間も有ることだし」
伊吹と蒼真が入ってくる
和「ううん、ちょっと頭ガンガンするけど大丈夫!」
『え!和輝頭痛いの?どっかにぶつけちゃった?』
蒼「二日酔いですよ、昨日は結構飲んでいらしたので
はい、薬です、少しは楽になると思います」
和「蒼ちゃんありがと~!助かる!」
和輝は蒼真から薬を貰って飲む
『ねーね、お酒ってそんなに美味しいの?』
なんか、周りの大人の人はグビグビ飲んでるから、そんな気持ち悪くなってまで飲むほど美味しいのかなぁって
和「んー、俺はね最初はあんまり好きじゃなかったんだけど飲むにつれてって感じ?」
蒼「そうですねぇ…」
『ふーん…』
伊「ハナはまだ飲んじゃ駄目だぞ」
『勿論!分かってるって!』
遥「あ!ねーねハナ、昨日あの男の人たちに乱暴されたりしなかった?てか、何処をどういう風に触られたの?ボクが消毒するからぜーんぶ教えて?」
『大丈夫大丈夫!私にそんなことしても誰も得しないし!』
全員「「得しかねぇよ」」
『え?』
亜「お前一回鏡見てこい」
伊「ハナは自分の可愛さを自覚した方がいい」
『いやぁ、褒めても何も出ないよ?』
和「お世辞じゃない!
ハナちゃんは本当に可愛い!!断言する!
あのね、少なくとも俺が一目惚れしちゃうぐらいには可愛いから!本当に!!」
瑠「ハナは凄く可愛い…自覚してないと…危ない…」
『またまた~』
蒼「いいですか?貴女は美人なんです」
『と言われましても』
蒼「貴女は気付いていませんが、町を歩いている時も、レストランでご飯を食べている時も、私たちを置いてランジェリーショップに入る時も男どもは貴女のことをチラチラチラチラ見ているんですよ?
すれ違えば男は皆、三度は振り返る
注文すれば男の店員は皆、鼻の下を伸ばす
ジムリーダーに会えば年配の方を除く男のジムリーダーは皆、貴女を娶ろうとする
分かってますか?貴女には需要が有りすぎるんです」
『は、はぁ』
遥「要するに、何処の馬の骨かも分からない奴にハナがオカズにされてたら、ボクとぉーっても嫌だから早く教えて?」
『い、いや、その仮にね?仮にだよ?
みんなの言うとおりだとしてもね?仮にだよ?
昨日の人達はそんな悪い人じゃないから大丈夫だよ?』
亜「そーゆー問題じゃねぇよ
お前が良くても俺らが良くねぇんだよ」
瑠「…一緒にいれなくて寂しかったから…」
伊「目の前でハナがベタベタ触られるのを我慢していた俺の身にもなってみろ」
ハナを除く全員がうんうんと頷いた
『うーん、、あ!じゃあ!』
全「?」
『皆でぎゅーってすればいいんじゃない?
そーすればほら!全身がこう、ね!!!』
伊「却下だ」
『え!なんで!!名案じゃない?』
亜「お前なぁ、何でも何も、皆でって直接お前に触れない奴もいるだろ?
何が悲しくて野郎に抱きつかなきゃなんねぇんだよ」
『えぇ…』
和「ごめん、俺もそー思う」
瑠「僕も…」
蒼「私も同意見です」
遥「右に同じく」
『えぇぇ…そんなこと言われましても
あ!じゃあ!一人ずつハグすれば良いんだよ!私天才かもしれない』
遥「ハナ、よく考えなよ
一人ずつしてったらさ、最終的に一番最後にぎゅーってした人の成分しか残らないじゃん
そしたら、順番決めのために血みどろの戦いをしなきゃいけないと思うんだよね」
『かわいい顔して物騒なこと言わないで』
遥「だから、ボクに任せてよ!」
『……?』