想い
夢小説設定
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ー和輝sideー
「はい、あーん」
和「あーん、んー美味しい!!」
いや、何これほんと美味しい
可愛い女の子沢山いるし、ここは天国か何かかな?
あっ、俺もしかして死んでた系?
ハルちゃんは物凄く不服そうな感じだったけど俺にとっては天国の以外の何でもない
女の子って、繊細だからちょっとしたことで喜んでくれたり、逆に怒っちゃったり、少し難しいけど根っこは皆良い子なんだけどなぁ
…まあ、ハルちゃんの回りにはちょっと拗らせちゃった子が多いみたいだけど
和「あ、そういえば、皆俺たちなんかに構ってて良いの?
お偉いさんの息子とか来てるんでしょ?」
「いいのいいの!私達はカズくんとお喋りしたいの!
大体、ここに来てる人たちは皆、お目当ては本家のお嬢様だから
…ほら、あっちの扉のほうに皆いるでしょ?」
指された方を見ると確かに男の人はその周辺に固まっていた
「そうなの!私達もさ?そろそろ結婚したいのに、出逢いがないの!
だから、こうやっておこぼれ貰いに来たんだけど、さっき話し掛けに行ったら凄い目で見られて!ほんと最悪~」
そんな話をしていると、その大きな扉が開いて飛びっきりお洒落したハナちゃんが出てきた
その瞬間、俺は息を飲んだ
凄く、凄く綺麗だったから
普段通りでも充分すぎるぐらい可愛い
だけど、お化粧をして黄金のドレスを身に纏い、髪をアップにしたハナちゃんはまるで女神のようだった
俺は神様なんて信じてないけど、この瞬間は女神様ってほんとは居るんだと思った
おおぉぉぉぉぉと、一部で歓声が上がった
お美しい、と声を漏らす人もいた
和「ハナちゃん、ぎゃんかわすぎ…ほんと女神様かなんかなのかな?」
「……やっぱり…カズくんもそう思うの?」
すると、横にいた子がうつ向きがちに言った
和「え?」
「ふんっ、あんな女のどこが良いの?
あの女はねぇ!人殺しなのよ!ひ、と、ご、ろ、し!」
ハルちゃんを取り囲んでいた子の一人が言う
和「な、ハナちゃんがそんな事するわけないじゃん!
ね!ハルちゃん!…ハルちゃん?」
俺が同意を求めると、ハルちゃんはぎゅっと口を硬く結んでいた
「知らないの?あの女とイベリス様のこと」
和「イベリス…?そんな名前聞いたことないけど…」
「じゃあ教えてあげるわよ」
「ちょ、ちょっと!カズくんにそんな話…」
和「大丈夫だよ、ハナちゃんは俺のトレーナーだから…しっかり向き合わなきゃ
でも、心配してくれてありがとね?」
「うん…」