想い
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ー亜嵐sideー
と、まあこんな感じでボール工場に乗り込んでいったんだよ
そんで入り口辺りで番をしてた団員とか、その他もろもろをぶっ倒していってた
『んー、これはどこに向かうのが正解?』
伊「工場全体を操作する場所…機械室とかか?」
『そだね、皆平気?怪我とかしてない?』
亜「おう」
俺達は機械室に向けて、歩きだした
暫く歩くと……
「あー!人がいる!」
何処からか金髪が少し混じった黒髪の男が駆け寄ってきた
伊「!下がれ」
「ちょ、そんな警戒しないでよ~
ちょっと聞きたいことあるだけ!」
聞きたいこと……?
こいつはフレア団じゃないのか?
あの例のださいスーツも着てないし
伊吹達をチラッと見るとほんの少しだけだが警戒を緩めたようだ
「うんうん!じゃあちょっと答えてほしいんだけど……って君!」
彼はハナを見るなり、ビックリした顔になった
何だコイツ
「超どストライクなんだけど!」
遥「……は?」
「え、すんごい可愛いね!タイプだよ!
どうかな?この後予定ある?お茶したいな!」
何だコイツ(二度目)
『…………((ドン引き』
ピシャァァ
「あちょ、何これ!」
どうやら彼の足を蒼真が凍らせたようだ
これで暫くは動けないだろう
蒼「……行きましょうか」
『うん、行こう(即答)』
………なのに何故?
「はい、そして三年の月日がたち、アンジェリーナとジョンソンは結婚しました」
何なんだよコイツ(三度目)
さっき蒼真が足凍らせただろ…
何なんだよコイツ(四度目)
「しかし!!幸せは長くは続かなかった……ジョンソンはジェニファーという娘と浮気してしまう……」
いや誰だよジェニファーって
ほんと何なんだよコイツ(五度目)
「自分の夫の浮気に気づいたアンジェリーナはジョンソンに問い詰めた……するとジョンソンは言った
だってジェニファーの方がかわいーしー」
いや、ジョンソン最低だな
「その瞬間アンジェリーナの心のなかに二つの感情が現れた
1つはジョンソンに心ない言葉を掛けられたショック
もう1つはジョンソンをジェニファーにとられることを防げなかった自分への憎悪
許せない…!
二つの感情が混じりあい、それは大きな怒りとなった
許せない!許せない!!許せない!!!
腸が煮えくり返るほど怒り狂ったアンジェリーナは刃物を持って駆け出した!!!」
いや、やけに感情の入った喋り方だな
まさか……コイツがアンジェリーナで実話……?(違います)
早まるなよアンジェリーナ(仮)!
「そしてアンジェリーナはジェニファーを…((「お前っ、何やってんだよ!!!」…げぇ、」
これこそ本物のフレア団員がやって来た
「げぇ、じゃねぇよ!!お前人が来ないように見張っとけっつったじゃねぇか!!」
「え~、だって俺、女の子虐める趣味とかないし~?」
「んなん聞いてねぇよ!!
……ん?お前…どっかで見たことあるような…」
団員はハナをジロジロと見る
『あははー、人違いだと思いますー』
「あー!!おま、アサガオ様の!!
お前、よくやった!これで俺も一気に幹部だよ!」
遥「……亜嵐、ハナの側にいてあげて」
亜「おう」
瑠「……」
フレア団の多くは悪タイプや毒タイプを好んで使っている
なのでそれに有利な遥希と瑠加が前線に立つ
こいつらは普段は仲悪りぃが、いざとなった時のコンビネーションは抜群だ
なんだかんだ言って一番お互いのことを理解している
「よし、じゃあお前いけ!」
「え~、やだやだやだー」
「何いってんだよ!!!昇格できるチャンスだぞ!?」
「だってさぁ?女の子は大切にしなきゃいけないんだよ?乱暴するなんてもっての他だし、」
蒼「…この隙に氷付けにでもします?」
『いや、なんかちょっとそれは可哀想
少し位夢持たせてあげようよ
ある程度夢を満喫できたら、ちょんって倒せば良いと思う』
亜「それが一番残酷だよ」
「お前が行かなくて誰がいくんだよ!?」
「んー、誰も行かなくていいんじゃない?世界征服とかぶっちゃけめんどくさいし」
「はぁ?めんどくさいぃ?
お前、誰が飯食わせてやってると思ってんだよ」
「別に君にご飯食べさせてなんて頼んでないし~」
『……終わらなそうだし行くか』
蒼「ですね」
「あ、ちょ、待て!!」
『待てって言われて待つ人います?』
「いないね~」
「お前は黙っとけ!!」
「うがっ」
アンジェリーナ(仮)は苛立ちが頂点に達したフレア団員にぶん殴られ、数メートル先までぶっ飛ぶ
亜「『アンジェリーナァァァァァァァァ!!!』」
伊「やつはアンジェリーナというのか…?」
『え、あれあの人の体験談じゃないの?』
伊「そうだったのか…アンジェリーナ、大丈夫か!?」
伊吹がアンジェリーナ(仮)に近寄る
「あははは、大丈夫だよ~
あと、俺アンジェリーナじゃないよ~」
『アンジェリーナ、血出てるよ、拭いたげる』
「可愛くて優しいとか最高
あと、俺アンジェリーナじゃないよ~」
遥「泣かなくて偉いね~アンジェリーナ」ヨシヨシ
「だからアンジェリーナじゃないってば~、面白いね君たち」
亜「嫌な主人だな、アンジェリーナ」
「あ、あの、ちょっと?」
蒼「心中お察しします、アンジェリーナさん」
「え、えっと……」
アンジェリーナ(仮)は助けを求めて瑠加の方を見るが……
瑠「…………」
「ぴえん」
「(なんか俺空気……?)」