私、旅に出る!
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『…退いてください』
「えー、一緒に遊ぼうよー」
「お姉さんこれからどこ行くの?」
私は今、困っております
非常に困っております
二人の男の人に絡まれております!
これがいわゆるナンパというやつか…
いつもなら伊吹がはどうだんをお見舞いして助けてくれるのだが…
数分前…
『おーいヒトカゲー!』
伊「この辺りはいないみたいだな」
『うーん…手分けして探す?』
伊「そうだな俺はあっちを探す」
『りょーかい じゃあこっちは任せて!』
伊「路地裏の方には行くなよ」
『はーい』
こうして伊吹と別れたハナだったのだが…
『うーん、ここもいないかぁー…ん?』
なにやら美味しそうな匂いが…
匂いに誘われて歩いていくと
『わぁあ、美味しそう…』
匂いの元はどうやらこのレストランのようだ
ヒ「ぷっまたお前かよw」
『うるさいなぁ…って、あーーー!』
ヒ「るっせーな、急に大声だすんじゃねーよ」
『ごめんごめん、えっと、私、プラターヌ博士に君を連れていってほしいって頼まれたんだけど…』
ヒ「それで探してたのか」
『うん、どうかな?君が嫌だったら無理に連れていかないけど』
ヒ「じゃあ、俺を捕まえてみろ」
『え?あ、ちょっと!』
ヒトカゲは走っていってしまった
『あっちって路地裏の方だよね…』
まあ、しょうがないか!
こうして路地裏に入っていったのだが…
見事、二人のチャラ男に絡まれました!
『あの、本当に止めてください!』
「いいじゃん、ちょっとだけだからさ!」
『だから、嫌だって言ってるじゃないですか!』
「悪いことはしないよ!むしろイイコトしか」
『全然良くないです!』
「おい、もう連れてこうぜ、めんどくせぇ」
「あーあ、早く来てくれれば優しくしたのに」
えぇぇぇぇ、なにそれ最初からこっちに選択権無かったじゃん!
どっちにしろ連れてかれるのかよ!
2つの大きな手が迫り、きゅっと目をつむると…
あれ?捕まれない…あれ?
?「おい」
恐る恐る目を開けると…
あれ?さっきまで絡んできていた二人は倒れているではないか
しかも、二人とも髪がチリチリ…
?「お前なあ、助けてもらったのに感謝の1つもねぇのかよ」
『え、あ、ありがとうございま…え?』
そこには赤髪のお兄さんが立っていた
イケメンだぁ…
?「俺だよ、俺」
『おれおれ詐欺ですかって、えぇぇぇぇ!』
俺ってあの、あのヒトカゲ!?
あの、くそムカつくあの!?
え、あいつこんなイケメンなの!?
ヒ「全部声に出てるぞ」
『え、あ、え、ご、ごめん』
ヒ「ったく、全然来ないから心配して戻ってみれば」
『!心配してくれたんだ!』
ヒ「…悪いかよ」
『ふふっありがと!』
ヒ「お、おう」
『あ、どーしよっか鬼ごっこ』
ヒ「あ?ああ、もういいんじゃね?お前、どんくさいから、また絡まれると思うし」
『もう、どんくさいって言わないでよ!…本当にいいの?』
ヒ「あぁ」
『…じゃあいくよ』
私は鞄からモンスターボールを取り出した
擬人化を解いたヒトカゲのおでこにそっと当てる
1…2の…カチッ
2回ほど振動したあとモンスターボールはカチッと音をならして止まった
『出てきて!亜嵐!』
亜「亜嵐?」
『そ、君の名前』
亜「なるほどな」
『さてと、伊吹のとこいこっか!』
こうして私は新たな仲間とともに伊吹のもとへ帰ったのだった
『…ねぇ、路地裏行ったこと内緒ね?怒られちゃう』
亜「どんだけ過保護なんだよw」
『あー!伊吹ー!』
伊「ハナ、見つかったのか」
『紹介します!新しい仲間の亜嵐です!』
亜「よろしくな」
伊「こちらこそ」
擬人化した伊吹と亜嵐は握手をした
伊「…ところでハナ、路地裏には行ってないだろうな?」
『うん!行ってな 亜「行ったぜ」
『ちょ、亜嵐!!!』
伊「ハナ?」
伊吹、怖いよほんとに、黒い波動出てるほんとに
亜「wwwww」
『伊吹ごめんて、亜嵐も笑わないで!!!』
すると、伊吹は手をだしてきた
『え、えっと…?』
伊「さっき買ったミアレガレット、没収」
『ええぇぇぇぇ』
亜「wwwwwwww」
『亜嵐んんんんんんん』
こうして私のミアレガレットは全て伊吹と亜嵐の胃袋に収まったのだった