人とポケモン
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ーNosideー
コツ……コツ……
薄暗い廊下を1人の男が歩いていた
「………ふふ、」
「ふは、あははははははっ、 」
「あら、随分機嫌がいいのね、アサガオ」
ア「そうだねぇ、君には凄く感謝してるよ、オキナちゃん
何て言ったって僕のハナちゃんを見つけてくれたんだから」
オ「それで?何でそんなにご機嫌なの?そのハナちゃんと何かあったの?」
ア「あぁ、僕のハナちゃんにまとわりつく害虫を駆除したんだよ、まだ一匹だけど」
オ「そう…例の件、ちゃんとやってくれるわよね?」
ア「勿論、ハナちゃんにまとわりついてるあの色ちがいのニンフィアでしょ?
でも何で生け捕りなの?僕は一刻も早く害虫を駆除したいんだ」
オ「私はね、あいつに酷く心を痛め付けられたの
だから私も骨の髄まで震え上がるぐらい痛め付けてあげなくちゃ
だから殺さずに連れてきてほしいの」
ア「相変わらず悪趣味だねぇ、オキナちゃんは」
オ「あら貴方に言われたくないわ、それじゃ害虫駆除頑張ってね、待ってるわ」
フレア団研究者の1人、オキナが去っていく
アサガオはふと、ロケットペンダントを開けた
ア「ふふふ、直ぐに片付けるから待っててね、
僕の“お姫様”」
ーーーー
ぶつかる……そう思って目をつむる
が、何時までたっても衝撃はこない
恐る恐る目を開ける
『あ、らん?』
視界一面に写ったのは鮮やかなオレンジ色の翼だった
亜「ギリギリセーフか…」
『あ、亜嵐、進化したの?
だ、大丈夫なの?尻尾の炎が…』
亜「安心しろ、これっぽっちの嵐じゃ俺の炎は消えねぇよ
それよりこのまま助けを呼びにいく、ちゃんと捕まっとけ」
『分かったけど、無理しちゃダメだからね!』
亜嵐はスピードをぐーんとあげた
すると、蒼真とジュンサーさんやレスキュー隊の人達が見えてきた
『!、亜嵐、あそこ、蒼真がいる!』
亜「おう、降りるから手ぇ首に回しとけ」
亜嵐に言われた通りに、腕を亜嵐の首に回す
『蒼真!!』
蒼「!亜嵐、大丈夫ですか?
まぁ、進化する元気があるなら大丈夫そうですね」
亜「いや、身体中痛ぇよ、寒ぃし、凍死しそうだよ、舐めんな」
『ジュンサーさん!また、崖が崩れて、
私の手持ちの子が二人まだ居てくれてるんですけど、巻き込まれてるポケモンも多くて…』
「分かりました、ありがとう
あとは私達に任せて、貴方達はポケモンセンターへ」
『いえ、私はまだ…』
行かなければ、
私はまだ動ける
なにより伊吹と瑠加が心配だ
蒼「ハナ、ポケモンセンターに行ってなさい」
『で、でも…わっ』
蒼真に反論しようとすると誰かに持ち上げられる
亜「このじゃじゃ馬は俺が持って帰る、俺もこんなんじゃ役にたてねぇ
蒼真、あとは任せた」
蒼「助かります、亜嵐も進化したとはいえ重症ですからちゃんと見てもらうんですよ?」
亜「わぁってる」
『え、ちょ、私はまだ、』
亜「まだ飛ぶの慣れてねぇから暴れんな」
蒼「はぁ、ハナ、大人しくしないと氷付けにしますよ?」
『…だって、、』
蒼「意地悪をしているんじゃないんです
貴女のために言っているんです
トレーナーである貴女が怪我されると思うと私達は気が気でないんです
だから大人しく亜嵐と帰っててください」
『分かった…でも、蒼真たちも絶対怪我しちゃダメだからね?怪我したら私が怒るからね!』
蒼「はいはい、亜嵐行って下さい」
亜「あいよ」
『無理しちゃダメだからね!』
蒼「はいはい
…すみません、それでは行きましょうか」
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