私、旅に出る!
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……ってな感じで私たちは今、ミアレシティーに来ております!
『ほぇぇ、やっぱり都会って人が多いねぇ』
伊「ポケセンのチェックアウト済ませてきた」
擬人化した伊吹が昨夜止まったポケモンセンターから出てきた
『流石、伊吹!ありがと!』
伊「そんなことより、これからどうするんだ?」
『それを今から考えるのさ!…ん?この匂いは……』
この美味しそう匂いの正体は…
『ミアレガレット!!』
前にお客さんに貰ってあの味が忘れられなかったんだよね
これはもう食べるしかない!
『お姉さん!ガレット36個ください!』
?「お前どんだけ食うんだよww」
『な、何か文句ありま…あれ?』
ハナは声のした方を見るが、そこには誰もいない
『え、まさか、透明人間…?私、そういうの何気好きなんだよね、え、まじ?透明人間と念願のご対面?』
伊「…ハナ、下だ」
『下?』
伊吹に言われた通りに下を向くと
そこには一匹のヒトカゲがいた
『わぁ、ヒトカゲだ~』
「お前……」
『ん?何?一目惚れしたとか急に言われても困るからね?』
「誰がするかよこんな大食いちびに」
『え、めっちゃ傷ついたんだけど!!マイハートイズブロークン!!』
「うるせぇよ」
『こんなか弱い女の子を虐めるなんて…』
「いや、事実を言ったまでだろ」
『貴方、まさかそういう趣味?ジュンサーさーん!この人でーす!!』
「何がジューサーだ」
伊「ハナ、その辺にしておけ、キャラ崩壊が激しい、あとジュンサーだ」
『だって!ちびって言われた!いーっつも見下ろされて、上にあるものとか取れなくてバカにされるし!この前だってやっと150㎝を越えたのに、え?150?ちーっちゃーwみたいなさぁ!!170以上あるあなたにはわからないでしょうね!!!』
「…お前苦労してんな」
伊「まあな」
一人で勝手に号泣会見を始めた主人を横目に伊吹は出会ったばかりのヒトカゲに同情されるのだった
「…なぁ、お前強いか?」
伊「バトルか?まあまあだな」
「俺とバトルしてくれないか?」
伊「いいぞ」
伊吹は擬人化を解いて構えた
伊「…ハナ、指示を出せ」
『…だから私だって好きでこんな、あ、はい』
「言っておくが俺はその辺の奴らとは比べ物にならないくらい強いからな」
『へぇー、自信あるんだ』
「まぁな」
『じゃ、始めようか、伊吹、ボーンラッシュ!』
伊吹が攻撃を始める
「おっと、こんなの当たんねぇよ!」
ヒトカゲは伊吹の攻撃をかわすと、ひのこを出した
『伊吹、はどうだん!』
ひのこは伊吹のはどうだんによってかきけされ、ヒトカゲにダメージを与えた
伊「……」
「俺はこんなもんでへばらねぇよ」
ヒトカゲは体勢を調えると同時にかえんほうしゃをした
『龍の波動で迎え撃って!』
伊「あぁ!」
火炎放射と龍の波動がぶつかり合う
伊「…お前、なかなかやるな」
「だろ?まぁ、お前もなかなかだな!」
一歩も引かない戦いが続く…
そんな時、一人の男が現れた
?「こんなところにいたのか!!」
「くそっ、おい、一時休戦だ!」
その男の顔を見るなり、ヒトカゲはどこかへ姿を消してしまった
?「あ!また、逃げられてしまった…」
ヒトカゲに逃げられ肩をがっくりと落とすこの男性…
『…プラターヌ博士?お久しぶりです!』
プ「!ハナちゃんじゃないか!!」
伊「博士、お久しぶりです」
擬人化した伊吹もハナ にならんで挨拶をする
プ「久しぶりだなぁ、すまない、うちのヒトカゲが迷惑をかけたみたいで…」
『いえいえ、むしろバトル楽しかったので!ね、伊吹!』
伊吹もコクンと頷く
プ「それなら良かった、あの子は少し前にうちにやって来たんだがトレーナーに譲るたびに脱走して帰ってきちゃうんだよ…あいつは俺についてこれないって…」
『あらら、大変ですねぇ』
プ「突然なんだが、ハナちゃん、もしよければ、あの子を連れていってもらえないか?」
『えぇ、私、逃げられる自信しかないんですけど!!』
プ「お願いだ!あの子のあんな楽しそうな顔初めてなんだ!」
『まぁ、わかりました、とりあえず話してみます』
プ「ありがとう!助かるよ!」
『いえいえ、伊吹! 』
伊「ん」
私たちはヒトカゲ探しを始めたのだった