人とポケモン
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あれから何年もの月日が過ぎた
沢山遊んで、沢山笑った
寂しい時や悲しい時はいつもお互い支え合った
いつしか俺たちは“友達”から“家族”になった
あの頃の俺には考えられなかっただろう
伊「……ハナ」
俺は自分の気持ちがわからない
ルルの言っていたように女性として好きなのか
それとも家族としてトレーナーとして敬愛しているのか
わからない
ーハナsideー
ハンバーグ……
ステーキ……
しゃぶしゃぶ……
カルビ……
暖かい……幸せってこういうことを言うんだね…
そっと、寝返りを打つ
……打てない…?
『んー、んー?』
遥「あ、起きた、おはよー」
瑠「…よだれ、垂れてる…」
蒼「体調はもう大丈夫ですか?
…まあ、その様子だと大丈夫そうですね」
目を覚ますとそこは知らない天井だった(デシャヴ)
……ちょっと待て、今の状態を一回整理しよう
私はベッドに寝ている
うん、
ベッドの側には蒼真がいる
うん、
私の右には遥希が寝ている
うん?
左には瑠加が寝ている
うん?
『うん、おはよう
あのさ、これどういう状態?』
瑠「……ギュー」
『何この可愛い生き物』
瑠「……ハナの方が可愛い」
『嫁においで(切実)』
撫で撫ですると瑠加は顔を肩にスリスリしてきた
かわよ(鼻血)
遥「ムッ…ボクにもかまってよ」グイッ
『わっ』
視界がぐわんと横転し、遥希の顔がドアップで飛び込んでくる
『…っ遥希近い、//』
これが普段通りだったら何とも無かったんだけど、亜嵐のこともあって少しドギマギしてしまう
遥「へぇー、かーわいい」
『んなっ///』
遥希は更に顔を近づけた
『や、ちょ、からかわないで!』
遥「顔真っ赤だよ?ちょっと顔近づけただけなのにどーしたの?」ニヤニヤ
『いや、えっと、その、うんと、』
こうしている間にも遥希はジリジリと近づいてくる
遥「だーめ、顔逸らさないで」
いや、待て、このままだと駄目だよ!?
あの、その、えっと、ちゅー!!
ちゅーしちゃうよ!?
いいの!?!?
亜嵐にもされたけどさ!!
あれ?てか、なんで亜嵐は私にキスしたの?
あれ?キスってそんな軽い感じでやるんだっけ?
そもそもキスって何だっけ←
男の癖に涙が出ちゃうんだっけ?←
初めてのキスはレモンの味だっけ?
あれ、苺だっけ?
鱚って美味しいよね←
考えたらお腹すいてきた←
私と遥希の鼻先がくっつきそうになり、私の脳内はパンクし始めた
蒼「…遥希、そこまでです」
瑠「……絶対だめ」
蒼真と瑠加に引き剥がされる
助かった…
遥「ちぇー、あとちょっとだったのに」
『蒼真と瑠加、ありがと
…もう!遥希、チューは好きな人としかやっちゃいけないの!そんなにホイホイやってたら駄目だよ?分かった?』
遥「ボクはハナのこと好きだよ?」
『///~、からかわないの!』
遥「からかってないし~」
蒼「遥希?いい加減にしてください((圧))」
遥「………プイッ」
蒼真に叱られ、遥希は拗ねたように顔を背けた
『ありがと、そしてごめん蒼真、その禍々しい圧を仕舞ってくれるとありがたいんだけど』
瑠「……ちょっと怖い…」
蒼「それは失礼致しました」ニコッ
蒼真はいつも通りの爽やか笑顔に戻った
『あ、そういえば!私が倒れた後どうなった?』
蒼「倒れた貴方を不本意にも亜嵐が抱えてここまで運んでくれましたよ…不本意ですが」
『あら、じゃあ亜嵐にお礼しなきゃね!亜嵐は部屋にいるの?』
瑠「どっか行っちゃった…でも、直ぐ帰ってくると思う…」
『あらま、じゃあ帰ってきてからで良いか…って遥希、そんなに拗ねないでよ~』
遥「べっつにぃ~?拗ねてないし」
『拗ねてる人は皆そう言うよ?』
遥「良いもん別に」
『あー、ごめんごめん、私も遥希のこと大好きだから許して?』
遥「………はぁ、そーゆー所だよ」ボソッ
遥希はプイッとまた顔を背けた
『え、私また何かしちゃったかな?』
蒼「貴方は分からなくて良いですよ」
瑠「…コクコク」ナデナデ
瑠加は私の頭を撫でてくれる
天使かな?←
『はー、癒される』
瑠「……ハナ、最近頑張ってるから…ちゃんと休んで?」
『いやいや、瑠加達の方が私なんかより頑張ってるし…てか私何もしてないし…』
蒼「寧ろ頑張りすぎです…只でさえ旅で心身ともに疲れるのに家事して、作戦立てて、練習して、やり過ぎです」
『いや、でもそれは皆も手伝ってくれてるし…』
瑠「…ハナがいるから僕達も頑張れてる」
蒼「これからは私達も今まで以上に協力しますので……私としたことが気が回らず申し訳ございません…」
『いいのいいの!私こそちゃんと体調管理出来てなかったし!心配かけてごめんね?』
瑠「…ハナがちゃんと僕達を頼ってくれるならいいよ」
『瑠加が天使すぎる件について』
なに!?天使なの?
蒼「まあ、兎に角、元気そうでなによりです」
『うん!皆ありがとね!ほら!遥希も!』
遥「………」
すると遥希は黙って此方に近づいてきた