人とポケモン
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『フクジさぁぁぁぁぁぁんん!!
お久しぶりです!!!』
フ「おお、ハナちゃん、久しぶりだのぉ」
『フクジさん、ジムこんな登り降り激しくて大丈夫なの?』
フ「草木の強さが私の憧れなんだよ」
『分かります!こう、にょきにょき!って』
遥「…分かってるのかな?」
亜「そもそも爺さんの答えが答えになってねぇよ」
『そんじゃ、フクジさん、準備はいいですか? 』
フ「ほっほ、いつでもかかってきなさい」
『亜嵐!』
亜「あいよ」
亜嵐が擬人化を解く
フ「立派なリザードだ、行くぞワタッコ」
『亜嵐、炎の渦!』
フ「ワタッコ、アクロバット」
亜嵐の炎の渦はワタッコに掠りはしたものの、避けられ、ワタッコのアクロバットを食らう
が、
亜「ふっ、そんな弱っちい攻撃で俺がやられると思うか?」
そんなものは亜嵐の敵でもなかった
『火炎放射!!』
近距離での効果抜群に耐えきれず、ワタッコは倒れた
フ「ワタッコ、よくやった…ウツドン!」
その後も、亜嵐は圧倒的な攻撃力でウツドンを倒した
『よし、あと一体!亜嵐がんば!』
亜「おう」
フ「ほっほ、私はそう簡単には倒せまい…ゴーゴート!」
『亜嵐、いあいぎり!』
フ「ゴーゴート、地ならし」
『!亜嵐!』
え、フクジさんのゴーゴート、地ならし覚えてんの?
先に言ってよぉぉぉぉぉぉぉ
地面が揺れ、砂ぼこりが舞う
亜「……くっ」
『亜嵐!…っ』
亜嵐には宿り木の種が巻き付いていた
恐らく、こちらが本命だったのだろう
地ならしでダメージを与えつつ、その隙に宿り木の種を巻き付けることで相手を動けなくする
ーハナちゃんは可愛いねぇ、食べちゃいたいぐらいにー
ー観覧席ー
遥「…何か、ハナの様子がおかしいよ」
蒼「……震えていますね」
今回は3対3のバトルのため、観客席にいた二人は何やらハナの様子がおかしいことに気がつく
遥「宿り木の種……っ、まさか、」
ーー
ーそんなこと言ってくれるのはハナちゃんだけだよー
ー君は優しいねー
ー大丈夫だよ、今度は僕が守るからー
ー好きだよ、ハナちゃんー
ー何で喜んでくれないの?
折角ハナちゃんのために…ー
ーハナちゃんは僕のこと好き?ー
ー今、話してたの誰?ー
ーハナちゃんは僕のものでしょ?ー
ーハナちゃんってどんな味なんだろう?きっと凄く甘くて美味しいんだろうなぁー
ー可愛いねぇ、僕のハナちゃんはー
ーいつか迎えにくるから…待っててねー
だめだ、膝がガクガク震えてる
亜「…うっ」
こうしている間にも亜嵐の体力は少しずつ削られていく
だめだ、しっかりしなくちゃ…
落ち着け…
伊「…ハナ?」
瑠「大丈夫?」
ボールの中の伊吹と瑠加が心配してくれている
『な、何でもない、大丈夫だから…』
深呼吸、深呼吸、
フ「大丈夫かい?体調が悪いなら、一度休んだほうが…」
『大丈夫です!!』
落ち着け、大丈夫、大丈夫…
相手はフクジさん、あの人じゃない
『……ごめんなさい、もう大丈夫です』
フ「…なら良いが、駄目そうだったらすぐに言いなさい」
『はい…
亜嵐、弦を火炎放射で燃やしながら、そのままゴーゴートに体当たり!』
フ「ゴーゴート、とっしん」
亜嵐は巻き付いていた弦を燃やし、その燃えた弦を纏いながらゴーゴートにぶつかった
「……ゴーゴート、戦闘不能
よってチャレンジャーハナの勝利!」
『良かった…』
良かった…本当に良かった
亜「俺が負けるはずねぇだろ……ハナ?」
その瞬間、視界がぐらついた
あ、私倒れるわ←
全員「ハナ!」