過去と未来
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「入れ」
蒼「失礼致します
…皆様、こちらへ」
部屋に入ると正座をしたハナと
威厳のある風格をしたハナの父親がいた
亜「失礼します…」
遥「お邪魔しまーす」
亜「おい!」コソッ
遊びに来てんじゃねぇんだよ!!
瑠「……ペコッ」
蒼「旦那様、お嬢様とご一緒にいらっしゃった方々です」
『みんなぁぁ来てくれたのぉお嬉しいよぉお( ;∀;)』
「お前はどれだけ私の顔に泥を塗れば気が済むのだ!!」
『うっ…ぐすっ』
「だいたい、ジムバッジなんか集めてどうする気だったんだ?
そして、何なんだこいつらは!
見るからに頭が悪くて品もない、教養もないただの野良じゃないか」
『っ何でそんなこと言うの!!』
「伊吹には失望した
小さいときから優秀な執事に育つと思って目をかけてやっていたのに、何なんだ」
『伊吹は悪くない!』
「はぁ、もういい…蒼真、そいつらを追い出せ」
『な、何言って…』
「お前も、明日からのお見合いの準備に取りかかれ…話は以上だ」
亜「…ざけんなよ」
『亜嵐…』
亜「ふざけんじゃねぇ!!」
「何なんだ
蒼真、追い出せ」
亜「何が婚約者だ、何がお見合いだ
ハナはてめぇの財力のための道具じゃねぇんだよ」
「……亜嵐」
遥「亜嵐の言うとおりだよ
黙って聞いてればいい気になって
頭が悪くて品もなくて教養もない?だからなんだって言うの?
それに、ハナはボクがお嫁さんに貰うから安心して」
瑠「……僕が貰う」
『みんなぁぁぁぁぁぁぁぁ』
蒼「…旦那様、」
だいぶ話の方向性がずれてきたところで蒼真が言った
蒼「旦那様はお嬢様が何故旅を始めたのかご存じでしょうか」
「どうせ下らない理由だろう」
蒼「旦那様のためにございます」
『え、ちが(((蒼「そうですよね?お嬢様」
否定しようとしたハナを圧の凄い笑みで制止する
『あ、はい』
「どう言うことだ」
蒼「お嬢様は度々のパーティーでこう思われました
もっと我が家にふさわしい男はいないのかと…そうですよね?お嬢様」
『はい、そうです(嘘)』
蒼「パーティーに参加される殿方は皆、大事に大事に育てられ、何の実力も無いのに大きな態度を取っている…そんな方々は見飽きたと…そうですよね?お嬢様」
『はい、見飽きました(嘘)』
蒼「お嬢様は、人々に愛され、自分に厳しく、強い殿方を探されました
するとある日、チャンピオンにたどり着きました
彼らは人々から敬愛され、自分に厳しく、とても強く、世界中にその名を轟かせている…そうですよね?お嬢様」
『(なるほど!)はい!そうです!
例えば、ホウエンのツワブキ ダイゴさん、彼はチャンピオンでありながら、ツワブキグループの御曹司です
私…お父様のお力になりたくて(大嘘)』
「ふむ…」
蒼「(あと一押し…)必ずや、世界を又にかける素晴らしい殿方を婿に貰います」コソッ
『か、必ずや、世界の素晴らしい殿方を股にかけます!…ん?』
いや、浮気する気か
ハナは緊張しているのか、謎の間違えをした
終わった…
「…お前
大人数の男を騙してまで我が家に貢献したいだなんて…
おお、我が娘よ
私はお前を少し誤解していた…
よし、旅を続けることを許可しよう」
え
『やったー!
お父様ありがとう!!』
「あぁ、だが、落とすのは一人でいいからな
複数人いると、後々面倒くさいことになる」
『いえっさー!』
「…それと、伊吹のことだが、」
『はっ、伊吹は何も悪くないんです!!』
「分かっておる、ほれ入ってこい」