過去と未来
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ー遥希sideー
遥「………イラァ」
瑠「………」
なんなのこいつ
なんか言ったらどうなの?
ハナもハナだよ
さっきまで俺のこと可愛いって言ってた癖に
亜「は、遥希、気持ちはわからなくもないがハナの前だからな?」コソッ
遥「分かってる」コソッ
俺はいつもの笑顔を張り付けて、ハナに近づく
遥「……ハナ~、ボクにも構ってよ~」
『ぁぁぁぁぁぁぁぁああ、もう、なんなの?今日私死ぬの!?天使が二人もいる…』
遥「ははっ、天使って、大袈裟だよ~ニヤ」
瑠「……………ギュ」
すると瑠加はハナを抱き締める力を強くした
『何ほんと、可愛いんだけど、鼻血出そう』
瑠「………ギュ」
瑠加は更に力を強くした
キレそうなんだけど
遥「…ちょっと噛みつくぐらい良いよね?」
亜「いや、思いっきり効果抜群狙ってんじゃねーか」
伊「そういえば、何で瑠加がここに?」
瑠「……」
伊「無理に言わなくて良い」
瑠「……捨てられた」
亜「!」
瑠加の言葉に亜嵐が反応する
そういえば亜嵐もハナ以外にもトレーナーがいたんだっけ?
自分から逃げ出したらしいけど
瑠「…なに考えてるか分からなくて気持ち悪いって言われた」
『よし、そいつ今から社会的に立ち直れないほど痛め付けに行こう』
瑠「…怖い」
亜「お前、俺の時と随分対応が違うじゃねぇか」
伊「?何かあったのか?」
『あ、え、ななななな無いよ!何もない!うん!』
ハナって嘘下手なんだね…w
伊「そうか?(天然)」
『うんうん!何もない!』
亜「ハナ、隠さなくて良い
俺の前のトレーナーもクズだったって話だ」
瑠「……」
すると瑠加は突然立ち上がり、亜嵐の肩に手をおいて、グーっと力を入れた
亜「…?しゃがめってことか?」
瑠「コクン」
亜嵐がしゃがむと瑠加は頭を撫で始めた
亜「!」
瑠「…嫌なことがあったとき、いつもハナが撫でてくれた…」ヨシヨシ
亜「ハナ、お前…
良い教育してるな!!」
『でしょ!!!
うちの瑠加は凄く優しくて可愛くて可愛くてそりゃもう可愛くて』
伊「ほとんど可愛いしか言ってないじゃないか」
瑠「…照れる」
遥希以外「「『うん、可愛い』」」
ピキピキピキピキ
もうそろそろ我慢の限界だ
普段ならまだ我慢出来たかもしてないが、先程のアサガオとのバトルでだいぶ疲れているのだ
何で俺より可愛がられてるの?
何でハナはそいつに笑顔を向けてるの?
俺にだけ笑いかけてれば良いのに
何なの?
本当に
瑠「………」
瑠加は何を思ったのかテコテコと遥希の目の前に来た
遥「…なに?」
ギュ
なんと瑠加は遥希を抱き締めたのだ
遥「は?え、何してんの?」
瑠「……」
遥「ちょ、離れて、」
瑠「………ポンポン」
遥希が無理やり引き剥がそうとすると
瑠加は遥希の頭をポンポンした
『これぞ眼福…!』
亜「あの可愛さは異次元だ」
遥「え、ちょ、やめ」
瑠「……寂しい?」
遥「は?」
瑠「…僕も…寂しい」
遥「…」
瑠「でも…ハナがいるからもう寂しくない」
だからなんだって言うの?
瑠「…でも…遥希寂しそう」
瑠「ハナは、人やポケモンの温もりはみんなを安心させるって言ってた」
瑠「だから…ギューってしてる」
遥「……っバカじゃないの?」
確かに瑠加に抱きつかれている温度で、とても安心してしまっている自分がいる
こいつのことは
…認めてやっても良いのかもしれない
伊「…おっと遥希選手、瑠加選手の健気さと純粋さにやられたか!」
亜「いやしかし、遥希選手の腹黒さ及びゲスさは天下一品!ここで負けるような半端なものではない!」
『このシーンだけでご飯15杯はいけるわ』
少し離れたところで何やら伊吹たちが実況をしていた
遥「…ねぇ、何してんの?」
伊 亜「「あ」」
遥「亜嵐、覚悟は出来てるよね?」
原型にもどり、亜嵐にチャームボイスをお見舞いする
亜「え、ちょま、何で!?俺だけ!?」
瑠「ハナ!」
『んー?』
瑠「僕も…連れてって」
『え!来てくれるの!?やったー!!』
瑠「コクン……あと、」
『?』
瑠「…好きだよ、昔からずっと」
前言撤回
俺はこいつを許さない
遥「…ピキピキ」
亜「おい、落ち着け?」
遥「絶対許さない!!!」
『相思相愛じゃんか!!』
遥「え」
『私もだぁぁぁいすきだよ!!
あーもー可愛いなぁ!!!!』
うん、違うよ
こいつの言ってるのは恋愛的にどうこうって話だよ
瑠「……まあいっか」
亜「いいんかよ」
こうして私たちはシャラシティに向かうのだった
いや、一日で仲間増えすぎじゃね?