過去と未来
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
…なんだこの状態は
私は今、見知らぬ男の子に抱きつかれている
いや、押し倒されているの方が正確か
『え、えーっと?』
遥「ねえ、早く退いてよニッコリ」
亜「は、遥希、落ち着け」
伊「目が笑ってないな」
遥「これで落ち着いてられるわけないでしょ?」
遡ること30分前…
『わっ、まぶしっ』
伊「やっと出れたな」
亜「早く飯食いてぇ、腹減った」
遥「うー、目がチカチカするぅー」
『みんなお疲れ様、思ったより長かったねぇ』
実はあの後、最後の分かれ道で道を間違えてしまったのだ
亜「誰のせいだと思ってるんだよ」
『間違いは誰にだってあるさ!!(地図を確認せず直感で選んだ人)』
伊「人生には回り道も必要だ(同じく直感で選んだ人)」
遥「最終的に出られたんだし!(薄々違うと気づいていたものの面白そうだから止めなかった人)」
亜「お前らはいいけど、俺は炎タイプなんだから気遣ってくれよな」
洞窟には岩が多いから亜嵐にとっては凶器がそこら中に散らばっているようなものだ
『うん、その辺は申し訳ないと思ってる』
伊「モンスターボールに入ってれば良かったじゃないか」
亜「『………確かに!!』」
遥「ハナと亜嵐って結構抜けてる所あるよね」
…それ遠回しに馬鹿って言われてる?
伊「この草むらを抜ければシャラシティに着く
一旦休憩するか?」
『そだね、あ、リュックにポフレ入ってるから食べよっか』
遥「いただきまーす」
亜「ハナ、チョコ」
『はいどーぞ、伊吹も』
伊「ありがとな」
いつも通り、伊吹は抹茶、亜嵐はチョコ、遥希はイチゴのポフレを食べ始めた
遥「美味しい~!」
『よかった!!』
遥「ハナのはバニラ?一口ちょーだい?」
『いいよん、じゃあイチゴもちょーだい』
私と遥希は交換しあって食べた
亜「……」
遥「んー、バニラも美味しいね!」
『でしょ!私バニラが一番好きなの!』
伊「ハナ、抹茶も美味しいぞ」
伊吹のからも一口貰う
『んー、やっぱ、ポフレはいいねぇ、亜嵐のもちょーだい?』
亜嵐のを一口貰う
『美味しい~!自分で言うのもなんだけどめっちゃ美味しいわ…亜嵐?』
亜「ジー」
亜嵐はじっと見つめて
『え、あ、嫌だった?ごめんね?』
すると亜嵐は手を私の頬っぺたに添えた
亜「…クリーム付いてる」
そう言って、口元を拭うと指で取ったクリームをペロッと舐めた
『そ、そういうことはあんまりしない方がいいからね!/////』
亜「あ?」
何?なんなの今の
指を舐める亜嵐の姿がとてつもなくかっこ良かった
遥「うわぁ、ハナ、真っ赤ぁ」
伊「!大丈夫か?熱は?」
『だ、大丈夫だから!ほ、ほらもう行こ(デジャブ)』
伊「走ると転ぶぞ(デジャブ)」
ズッテェェン(デジャブ)
これは転んだのではない
突然草むらから出てきた男の子にタックルされたのだ
そして今に至る