私の決めた道
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ー亜嵐sideー
遥希はとてつもなく良い奴だった
昨日のあのゲスさはなんだったんだよ!!
すげぇ良いやつすぎる!!
遥「…まあ、みんなありがと
最近さ、フレア団がよく10番道路に来てて不安だったんだ
だからオキナに近づいて情報を聞き出した
でも、あいつ何も知らなくてさ」
情報を聞き出すどころか惚れられてあーなったってわけか
『それは災難だったねぇ』
すると遥希が突然立ち止まる
伊「どうした?」
遥「ハナはボクが付いていっても邪魔じゃない?」
『え?』
遥「フレア団はボクに追手を放ってる、伊吹や亜嵐があんなのに負けないとは思うけど 」
『うーん、寧ろ居てもらった方がいいかな!』
遥「?」
『遥希って一緒にいて楽しいし、ちょっと強引なとこあるけど優しいし』
『それに、追手がいるならなおのこと私たちと来た方がいいよ!
一人で戦うよりもみんなで戦った方が何倍も強くなれる!』
遥「ハナ…」
亜「それについては俺も同意だ、お前面白れぇし
まぁ昨日のあのゲスさはどうかと…うぐっ((( 遥「あれぇ、こんなところにでっかい虫が…(棒読み)」
亜嵐は遥か彼方にとんでいった
『亜嵐!?だ、大丈夫?』
伊「大丈夫か?」
亜「かなり大丈夫じゃない」
前言撤回
こいつ…かなり裏表あるぞ(今更)
伊「ハナの教育によくないな」
お前は母ちゃんか(何度目)
遥「ハナ…ギュ」
遥希はハナに抱きついた
おい
遥「ずっとこうやって誰かに甘えたかった
さっきも言ったけどボク、周りから気味悪がられてずっと一人で生きてきたんだ
だからさっきハナがボクの姿を見て格好いいって言ってくれたの凄く嬉しかった」
遥希はそういうとハナの肩に顔を埋めた
『ふふっ、それは良かった』
遥「ボク、ちゃんとハナのこと守れるようにもっと強くなるから」
『なにそれ、超嬉しい』
ハナが遥希の頭を撫でる
正直とても妬いているが今は我慢だ
遥「…子ども扱いしてる?」
『だって可愛いんだもん!』
遥「ボク、ハナには可愛い、じゃなくて格好いいって言われたい」
『どこでそんな口説き文句覚えたの笑』
遥「ハナにしか言わないよ」
『…オキナがなんであんなに熱狂的になったかわかる気がするわ』
遥「えー」
我慢だ…我慢…
すると、ゆっくり遥希が顔を挙げ、こちらと目が合う
遥「……ニヤ」
ピキ
亜「おい、ハナ、やっぱりこいつ連れていくの反対だ」
『え!?何で!?』
伊「元居たところに戻して来なさい」
『え!?出た伊吹ママ!!何故!?』
遥「亜嵐が虐めてくるよぉぉ」
『あーもう!!可愛いなぁ!!おい!!
亜嵐!駄目でしょ!!』
亜「俺だけ!?」
遥「ボク捨てられる?」
『捨てるわけないよぉぉお』
遥「良かったー、ねぇハナ?」
『んー?』
遥「ハナって好きな人いるの?チラッ」
ゴォォオオオン
遥希の突然の爆弾投下に
俺は岩に頭をぶつけてしまう
『亜嵐!?どしたの!?音凄かったけど!?』
遥「いるの?」
『上目遣い可愛いなこんちくしょー!(好きな人はいないかなぁ)』
伊「台詞と心の声逆だ」
遥「へぇー、いないんだぁチラッ…じゃあ、ボクと付き合ってよチラッ」
ズドォオオオオン
今度はおもいっきり岩に激突してしまう
『え!?まって、岩砕けた!?え、めっちゃ血出てるよ!?大丈夫!?』
亜「大丈夫だ」
伊「亜嵐は岩に弱いんだからちゃんと前見て歩け」
遥「…亜嵐はいいから、こっち見て!…駄目?ボク、ハナのこと好きになっちゃったみたい」
『なっ///もう!からかわないで!ほら、もうすぐ出口だよ!!』
ハナは出口の方へ走っていった
伊「走ると転ぶぞ」
ズッテェェン
『いったぁぁぁい』
伊「言わんこっちゃない」
伊吹がハナの元へ走っていく
遥「……本気なんだけどな」
亜「まじかよ」
遥「言っておくけど、俺、ハナのこと本気で落としにいくから
亜嵐も伊吹があんなだからって油断してたら俺が貰うから」
亜「…」
遥「ま、どっちにしろ俺が負けるわけないけど」
亜「…俺だって負けねぇよ」
遥「…あっそ」
こうして新しい仲間とともにシャラシティに向かうのだった