私の決めた道
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『ねぇ!みて!写ってる!!』
亜「うぉぉお、何だこれ!!」
『来て来て!亜嵐!ここ!会わせ鏡になってる!』
亜「…///」
『亜嵐?』
亜「そそそそそそそそうだな!!ハナが何人もいるな!!」
伊「落ち着け」
遥「昨日の思いだしちゃったん((亜「ゲホッゲホッ…見ろ!俺が右手をあげると向こうも挙げるんだよ!!すげーだろ!!」
『すごーい!!ねぇ!みて!伊吹!』
伊「そりゃ鏡だからな、あと話しかけてるのそれ俺じゃない、鏡に写ってる俺だ」
『あれ?』
遥「おねーさん、はしゃいじゃって可愛いー」
『…ねぇ!みて!知らない人たちが写ってる!!』
伊「俺たちの真後ろに沢山いるな」
亜「相変わらずだっさいスーツ着てんなぁw」
遥「さ、奥に進もっか!」
伊 亜「「『はーい』」」
「「「待ちなさい!!」」」
「何逃げようとしてんのよ!!」
うわぁ囲まれたー
『だってぇ、人数おかしいですもん』
「目的の為なら手段は選ばないの!」
嘘ぉだって向こう30人ぐらいいるよ?
一人のレディに対する人数じゃないわ!!
この卑怯者!!
伊「ハナ、さがれ」
伊吹と亜嵐が擬人化を解く
遥希の方をチラッと見るとまだ擬人化したままで戦闘体制をとっている
『とりあえず、向こうから来たやつから倒すよコソッ』
伊「あぁ」
亜「ん」
「いけ!」
『伊吹、片っ端っからボーンラッシュ!
亜嵐はかえんほうしゃ!』
伊吹と亜嵐が次々と襲い掛かってきたポケモンを倒していく
「くそっ何なんだこいつら!」
「つ、強い」
「貴方たち、女はいいわ!そっちの白髪をやりなさい!」
おそらくリーダーであろう女が指示をする
『っ!遥希!』
遥「くっ」
遥希は沢山の攻撃を防ぎきれず、何発かまともに食らってしまう
『っ伊吹、そっちお願い!』
伊「あぁ!」
遥希…
「…後ろががら空きだよ、ハナちゃん」
『っきゃ!』
振り返ると恐ろしいほど整った顔が
私の顔を覗きこんでいた
え、
彼のポケモンのオーロットのつるに巻き付かれる
伊 亜「「ハナ!!」」
『な、なんで貴方がいるの…』
「相変わらず可愛いねぇ、ほんと、食べちゃいたいくらい」
彼はそう言うと私の首筋を舐めた
『ひっ』
伊「…離せ」
「おーおー、怖い怖い!ハナちゃんが怖がってるよ、こんなに震えちゃって、可愛いなぁ」
亜「離せっつってんだろうが!!」
「遥希だったかしら?あの子がどうなってもいいの?こっちにいらっしゃい、手荒なことはしたくないの」
亜「もうこの時点で十分手荒だろうがよ!」
遥「…その前におねーさんを離して」
「…アサガオ、離しなさい」
ア「えー、やっと再会できたのに~」
遥「早く離してよ」
まただ
また、冷たい顔をしている
ア「しょうがないなぁ、オーロット」
オーロットのつるが解かれる
『い゛ぶ ぎぃぃ、あ゛ら゛ん゛んん』
伊「もう大丈夫だからな」
亜「すまん、守ってやれなかった」
『あ゛らんのぜいじゃないよぉぉ、でもごわがっだぁぁあ』
「さ、離したわよ、こっちに来なさい
それとお嬢さん、今まで見たことは忘れなさい」
『っ遥希をどうするつもりですかグスッ』
「貴方には関係ないことよ、早く行ってちょうだい」
遥「おねーさん、大丈夫だから」
『大丈夫なわけない!』
遥「これはボクが撒いた種なんだ
おねーさんは関係ないでしょ?」
『関係なくない!』
遥「…早くどっか行ってよ」
『やだ』
遥「…邪魔だから早く行って」
『やだ!』
遥「お願いだから言う事聞いて、大丈夫だから」
『じゃあ何で震えてるの?』
遥「っ震えてない」
遥希の声は震えている
『自分から独りぼっちになっちゃ駄目だよ』
遥「っ…」
『貴方の周りには助けてくれるポケモンが沢山いるでしょ?じゃあ頼らなきゃ』
遥「…何いってんの」
『ほら、早く助けてって言わないと』
遥「意味分かんない、早くどっか行ってよ」
『help me!!はい、repeat after me、せーの!!』
遥「おねーさん大丈夫?」
『もう、早く言ってよ~』
遥「言わない」
『はーやーく』
遥「何なのほんと」
『…遥希が言わないなら私が言うもん!』
遥「勝手にすれば?」
すぅぅっと大きく息を吸い込む
『誰か助けてぇぇぇえええええ!!!』
私の叫び声が洞窟内に響く
亜「うるせぇよ」
遥「え、ほんと、大丈夫?頭沸いてる?え、ガチで心配」
『こんな時でも心配してくれるんだね!!優しいね!!』
遥「…こんなので助けが来るわけないじゃん」
『来るよ!…たぶん』
遥「たぶんって…」
「お喋りはおしまいよ
それとお嬢さん、私たちの優しい警告を無視するなんて…あんたも消される覚悟出来てるんでしょうね!!」
『生憎、私はそんな覚悟してないよ!!
うちの伊吹と亜嵐が負けるわけないからね!
それに…
こっちは味方が大勢いるからね!!』
「「「「「「兄ちゃぁぁんん」」」」」」
「「ハナちゃぁぁぁんんん(さぁぁぁんんん)」」
まぁ、若干二名ほど違う奴混じってますけどね
「兄ちゃん大丈夫か!?」
遥「な、なんで…」
伊「別れてからもずっと付いてきてたんだろ?」
亜「大変だなぁ、人気者の兄ちゃんは」
ーーーー
ビ「ごめんね、ハナちゃん、ごめんね、あぁ、もう、可愛い」
ザ「ハナさん、申し訳ございません、私としたことが…」
『ビオラさんもザクロさんも、こちらこそごめんなさい!あと、助けに来てくれてありがとう!!』
「ジムリーダーが二人…逃げるよ!!」
ザ「させませんよ!私の長い手足は悪者を逃がさないためにある!!」
ビ「ジムリーダーとして、平和を乱す奴らは取っ捕まえるわ!!」
『ザクロさん、ビオラさん、かっこいい!!!!』
ビ ザ「そしてなにより…
我が愛しのハナちゃんを怖がらせるなんて絶対に許さないんだから!!/許しません!! 」
『………』
ーーーー
「兄ちゃん、俺らはあっちの方をやる!」
遥「ちょ、怪我したらどうす 亜「ここは、ありがとうでいいんだよ」
遥「…ありがとう、みんな」
「兄ちゃんのためなら何でもするさ!」
遥「ありがとう、ほんとに」
伊「…俺らもやるか」
亜「あぁ」
ー私たちの旅を大きく変える戦いの幕開けだったー